北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

8/22(土)旭川焼肉パーティー&例会報告

2015-08-26 11:35:19 | 活動報告
8/22(土)旭川ブロックはダブルヘッダーでした~

◯焼肉パーティー
旭川市内の「カムイの杜公園」で行いました~
天気に恵まれ、日陰に入ると涼しい北海道らしい天候でした~焼けた焼けた~


子供達を惹きつけてくれた学生さん達のお陰で保護者同士、先生達とじっくり話すこともできました~


子供達は遊具で遊んだりスイカ割りや最後スライム作りで楽しかったようです。



参加者は全部で20人程度、3家族、児童6人でしたが「吃音持ちは自分1人ではない」と子供達体感できたのではないでしょうか?
子供達に引っ張られて?お開きも1時間半超過と大人たちはヘロヘロでしたが有意義な時間だったと思います。
仕切ってくれたKご夫妻、先生達、学生さんお二人ありがとうございました。来年も是非行いたいです~


◯吃音当事者・保護者交流会(旭川例会)
この例会、旭川広報に掲載され(お盆頃配布)広報をみたとお二人新規で参加されました。
数年前、孫が4歳の時「言葉が出ない」と泣いたのを目の当たりにし、小学生になった現在も心配だと心痛めてる方と
自身も兄弟も吃音持ちで吃音が原因で生きづらい人生を送っておられる方でした。
先生達から「吃音とは」から「旭川市内の小学校ではこんなサポート」「医療機関的には」等々のお話と
吃音に関わる悲しい、自分には衝撃的なお話をお聞きする事ができ、お互い共感する事ができたと思います。


旭川例会、次は9/26(土)同じ場所(旭川市神楽公民館2階和室)で同じ時間(19:00~21:00)です。
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発吃から就業まで ~第1回北海道版吃音を語る会の感想です~

2015-08-17 20:01:50 | 活動報告
お盆の最終日曜日って、みなさんどんなことをなさっていましたか?北海道言友会は無謀にもこの16日に「北海道版吃音を語る会」を開催しました。入れ替えはありましたが、15人の方々が参加してくださいました。詳細はironさんから報告があると思いますが、私からも感じたことをお伝えしたいと思って書きます。
今までいろいろなはっきつ吃音に関する研修会に参加させていただきましたが、今回は今までとは全く違う雰囲気でした。本当に吃音のことを語る場合にこういうような方向がいいのではないかと思いました。それが「発吃から就業まで」というタイトルに現れています。本当は「ゆりかごから墓場まで」というかつての社会福祉政策の理想をもじったものです。吃音も本当はそれが理想です。
道内のある地区の発吃に関する発症率と回復率にかかわる研究は本当のプライマリーケアをどのように展開したら良いのかということを考えさせられました。幼児を対象とした2例の報告は、今まで「吃音は原因も治療方法もわからない」とされてきた通念に新しい提案をするものでした。模倣・モデリングを主とした指導方法と保護者との連携方法についての報告は誰でも吃音の指導を始められる教材とともに報告がされました。構音障害を併せ持つ吃音のあるお子さんへの指導は、吃音があれば構音は指導しないという常識を打ち破るものでした。両方の指導において一定の吃音の重症度の低下と、日常生活における積極的なコミュニケーションを促し、家族内においても吃音のことを話せるようになったという報告でした。
小学校中学年の吃音のあるお子さんのご両親からはお子さんが発吃してから今までの経過が語られました。「様子をみましょう」、「吃音は指導対象ではありません」と言われたころの苦しさと苛立ちを感じました。そして何とか吃音を新しい指導方法を紹介されたことによるご両親の心情の変化とお子さんの変化が語られました。ことばの教室や言語聴覚士の存在意義について改めて考えさせられました。小学校高学年の指導についての報告では行き当たりばったりが自分の話し方には良いと思っていたお子さんが、成功体験や挫折を通して自分の吃音のこと、話す準備をどのようにしたらよいかということを学んでいった経過が語られました。学級担任との連携の大切さも感じました。
成人の方の発表は2例でした。お一人は就職して一所懸命に仕事をしていたが、吃音のためにうまく話せない部分がありそのことで自分の歩み方が変わったことが話されました。それでも自分で少しでも伝わるような工夫をして頑張って仕事を続けている様子が語られました。勇気ある物語でした。もうお一人は生まれてからこれまで味わってこられた差別と戦いの物語を語られました。お二人のお話は吃音のある人なら必ずどこかで経験するお話ばかりでした。
最後に映画にみられる吃音の取り扱いを吃音研究や臨床の歴史や当事者団体の活動と重ね合わせての発表でした。これらの背景には世界の大きなうねりも関係しているという内容でした。
こうして終わってみると、発吃から就業まで、幼児期から成人までの一貫した吃音の支援にかかわる流れが必要であるということが浮き彫りになってきました。次回は保健師さん、臨床心理士さんにも加わっていただきたいと思った次第です。もっと詳しく話さないと伝わらないことだらけですね。発表された皆さんもどうぞ感想をお寄せください。(とど)
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中高生のための吃音講座についてのお詫びと訂正 ~9月は吃音交流キャンプに参加して下さい~

2015-08-15 15:42:38 | 活動案内
 暑い夏ももう少しで終わりかと思っていましたが、なかなか蒸し暑い日が続いていますね。どうぞご自愛ください。
 さて、「ここ1・2週間の予定」として少し前に掲載した情報に誤りがありましたので、お詫びと訂正をさせていただきます。

 誤った記事には8月の中高生会と札幌例会の予定を「8月15日(土)」、つまり本日としていました。
大変申し訳ありませんでした。これは正確には先週、「8月8日(土)」の間違いでした。実は今日エルプラザにいらっしゃった方からの連絡をいただいて期日に誤りがあったことに気が付きました。責任は私”とど”にあります。大変ご迷惑をおかけしましたことを関係するみなさまにお詫びいたします。

 新しい日程ですが言友会の行事の都合もあり、次のようになります。
  ○9月の中高生のための吃音講座と例会について
   9月は吃音キャンプの日程が9が宇t12・13日になったため、中高生のための吃音講座と札幌例会は中止にします。
   ぜひキャンプの方にご参加ください。キャンプと言ってもちゃんとした宿泊施設ですので心配はありません。
  ○10月は中高生のための吃音講座はありません。10月の札幌例会はあります。
  ○11月の中高生のための吃音講座はあります。札幌例会もあります。
 今日、会場においでになった方々には本当にご迷惑をおかけしました。心からお詫びいたします。どうぞ、次回の吃音交流キャンプ、中高生のための吃音講座に引き続きご参加ください。 (とど)
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「第1回北海道吃音を語る会(8/16)開催」のプログラム

2015-08-15 14:53:45 | 活動案内
明日(8/16)開催の「第1回北海道吃音を語る会」のプログラムができました。
当日参加も受付けてますので、ご自由にご参加ください。


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○第1回北海道吃音を語る会

日 時:8月16日(日)10時00分~18時00分
会 場:札幌市男女共同参画センター4階 大研修室
(札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ内)
参加費:無料


10:00 開会

【幼児の部】
10:00~
〇「3歳児健診における吃音の有症率などの調査について」

10:45~
〇「家庭における模倣を主体とした教材の紹介」

11:30~
〇「吃音と構音障害を併せ持つ5歳男児の訓練経過について」

12:15~ 昼食

【小児の部】
13:15~
〇「娘の現在の状況と学校教育における吃音指導の課題」

14:00~
〇「吃音のある高学年児童の指導例」

14:45~ 休憩

【成人の部】
15:00~
〇「できることから改善を 乗り越えたいハードル」

15:45~
〇「体験談」

16:15~
〇「体験談」

17:00~
〇「映画に描かれた「吃音」像の変遷(その1)」

18:00 閉会

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~ワード・バスケットに熱中!!~ 8月3日(土)のマンデーナイト吃音カフェ報告

2015-08-07 23:31:33 | 活動報告
 今回は会社の電話や無線で困っている方、人前で上手に話したいがうまくいかない方、若いころから他人から理解されないと感じて来た方々が来て下さいました。吃音は色々なところで私達の話し方をでこぼこ(非流暢・インフルーエンス)な状態にします。厄介です。私達は「自分の名前や会社名ぐらい言えなくてどうするの」という世界に生きています。電話で会社名や自分の名前を「○○会社の××課、△△△です。お世話になっております」のように定型文的にしゃべるのが普通。「そんなこと迷うことも、忘れる事もないだろう。小学生でも言える事だろう!」と、叱られたり不思議がられることがあります。これを「個人の努力不足だよ」と言われ、「気にするな」と言われます。『そうじゃなくて!』と言いたいのですが、理解してもらえそうにもないなと先に思ってしまうこともありませんか? 
 世の中で吃音のある人への有名な助言の一つに「ゆっくり話しなさい」というものがあります。私も小さい頃に「お前もっと落ち着いてゆっくり話しなさい」と言われました。この助言はそれなりに意味のあることです。私達がスポーツをする時には自分の能力以内のことしかできないというのが本当のところです。自分の運動能力の範囲内であれば怪我をする確率は低くなりますし、スポーツを楽しめます。「ゆっくり話す」というのはそれと似ています。「ゆっくり話す」というのは「流暢性を保ちながら話して、言いたいことを言い尽くす」ために有効な手段です。自分の話し方をコントロールする可能性を高めます。なぜそうなのかは吃音勉強会、特に8月16日(日)の「北海道吃音を語る会」でじっくり話し合いができると思います。
 「ワード・バスケット」というゲームはこれとは全く逆の発想のトレーニング方法の提案になります。このゲームは「あ~わ」*1 の文字が書かれたカードを使ってしりとりをします。その他に様々なスペシャルカードがあります。最初に山札をめくってバスケット(箱)の中に出たカードを入れます。そのカードが頭です。手元の自分のカードの中のどれかが尻になる言葉(一般名詞、有名な固有名詞、地名)を声に出して言いながらバスケットの中に投げ込みます。速い者勝ちです。カードには大人用と子供用があります。今回は大人用でやってみました。結構タイムプレッシャーがかかり、ドキドキします。ペナルティーもありますが“ゲーム”ですので安心してできます。「ゆっくり話す」のが基礎トレーニングとすると、速くしゃべらなければならないこのゲームは少し現実生活に近い面があると思います。*1しりとりなので「ん」のカードはありません。
 ひとしきり皆さんが楽しんで、そろそろ店じまいかなと思っていると、青年が一人いらっしゃいました。「もう、終わりですか?」との一言に、もう一度座り直しました。「就職活動に何回か落ちてから今の職場に入ったのですが、電話で会社名が出なくなりました。自分に吃音があることを会社の人には説明してみました。でも飲み会では吃音が出ないので、お前飲むときには出ないよなと言われます」と、話してくれました。吃音のある人が社会に出てまず経験することだと思いました。でも同じような経験をしていてもその感じ方、苦しさは千差万別です。この話題、もう少し続けましょう。
 取りあえずの助言は「言わなければならない定型文をカードに書いてそれを見ながら、ただ読み上げるようにしてはどうか」、「電話がなったらゆっくり息を吐きながら受話器に手を伸ばす。息をゆっくり吸いながら受話器を持ち上げる。そーっと息を出しながら話し(読み)始める。」と、ここまで言って『あ、これ固定電話用だ。携帯は・・・』との思いが胸をよぎりました。この続きは月曜日に。
 次回のマンデーナイト吃音カフェは8月10日(月)です。お待ちしています。(とど)
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第1回北海道吃音を語る会のお知らせ【8/16(日)開催;申込締切8/12(水)まで】

2015-08-07 19:51:51 | 活動案内

 夏休み,お盆休みのこの期間を利用して,北海道でも「吃音を語る会」を開催します。
 吃音のある当事者の体験談,現在指導を行っている吃音のお子さんの事例,吃音のある子の保護者の体験談,吃音研究に関する話題等吃音に関する様々な話題について,丸1日大いに語り合う会です。

【開催概要】

第1回北海道吃音を語る会


日 時:8月16日(日)10時00分~18時00分
会 場:札幌市男女共同参画センター4階 大研修室(札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ内)
参加費:無料
主 催:北海道言友会


プログラム(予定):
10:00  幼児の部
12:15  昼食
13:15  小児の部
15:30  休憩
15:45  成人の部
18:00  閉会
18:30  懇親会(予定)


対象者:吃音のある当事者,吃音のある子の保護者,言語聴覚士,ことばの教室の先生,研究者,吃音に関心のある方

発表内容(例):
・吃音のある当事者の体験談,
・現在,吃音の指導をしているお子さんの事例
・吃音のある子の保護者の体験談,
・就職活動,就労に関する体験談
・社会的支援,合理的配慮に関する内容
・吃音研究に関する内容
等,吃音に関する話題,内容であれば,何でも受け付けます。


発表時間:45分程度
(発表20分~30分程度,意見交換15分~25分程度)


受付期間:8月12日(水)18時00分まで

申込方法:
①参加のみ希望の方:
 名前と連絡先について,下記の連絡先までメール送付してください。
②発表を希望される方:
 上記①と併せて,発表する題目,概要(200字程度)(様式自由)を添えて,下記の連絡先までメール送付してください。

連絡先:藤井哲之進 E-mail: tfujii5411(st)gmail.com ((at)を@に変えてください)
コメント (3)
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8月3日(月)~真夏のマンデーナイト吃音カフェ開店いたしました~

2015-08-03 19:20:48 | 活動案内
 東京都は全く違う夜に体が少し戸惑っているかもしれません。昨夜は少し寒いくらいの夜でした。
 今日は岩井コーヒーのデカフェと、フランスのエデワールブランドの紅茶を用意しました。どうぞおいでください。
 今、3名のお客様がいらっしゃいました。
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