小さい頃から対人関係に問題を抱えていた私が、自分を知り、家族を知り、本当の自分を見つけていく物語。
切っ掛けは東日本大震災、受難によって、それまで何とかやりくりしていた「心の綻び」が修復不可能になったから。
ガイドは常に心から湧き上がってくるモヤモヤ、何故こんな気持ちになるのか?への探求心。
気付くたびに素直に一つ一つ書き直す、間違った思い込みは訂正し、体の反応には繰り返し試行錯誤しながら対応する。
気付きは様々なところから得る、家族からのストレートな言葉、精神科医やセラピストのYouTubeやネットの記事。もちろん鵜呑みにはしない、間違った情報が多いから、慎重に情報と自分を探っている。
道はまだ途中だけれど、重要なことの一つは「この苦しさ」に答えは簡単に出ないという事。そして、自分が思い込んでいた世界観や枠組みを再構築する、自分を変える必要があるのだという事。
私が思い込んでいた世界は「私だけの思い込みの世界」で、楽なようでいて自分を苦しめる世界観だった、だからずっと苦しかったのだ。それを変える作業もまた苦しい作業ではあるけれど、希望を捨てずにゆっくりと進めている、いつか心から笑える日が来ると信じて。