私は子育てのひとつの役目を終えて彼の人生を彼に返す、バトンもタスキも渡して、今度は見ない振りをしつつも陰ながら寄り添うのだ。
息子と夫には母親に対する渇望や満たされぬ思いは存在しないらしい、私の心とは違って息子の愛着のバケツに穴は開いていないらしい。私には想像もできない世界、可もなく不可もなく親は空気であり当たり前に存在するものらしい。
機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの私だけれど、母親として最低限の役目を果たせたのだろうか、私は息子に母の愛情を伝えられただろうか。
あなたが元気で幸せでいてくれたら、それだけで私は幸せだ。
あなたが嬉しい時でも、辛い時でも哀しい時でも、母親としていつでもあなたを思っている。
あなたは私にとってかけがえのない大切な宝物。あなたの成功を心から願っている。