歳月は経験値となり今の私を形作る、ここ数年の自分を見つめ直す努力も実を結んだと感じた出来事。
30年ぶりに学生時代の同級生と会う機会があった。「学生時代は壁を感じた」「一面しか見せないようにしてたよね」「家族が厳しいと言っていたよね」皆の前での過去の失敗を含めての声掛けに上ずってしまい、少し感情的になってしまった。
親元を離れたばかりの未熟な私には苦しかった学生時代、苦い思い出がトラウマとなっていて会うのが怖い気持ちは0じゃなかった。当時は皆が普通にできる事ができなくて悔しく強く恥じ入っていたから。勉強、ファッション、女の子らしい関り、楽しむことが苦手だったし皆が怖かった。そして、当時の自分は罪悪感でいっぱいだった、親元を離れて大学に行くことは親不孝であり家を出ることは罪であり、高卒で働きすぐに親を助けるのが務めだと言われて育てられていたから。「進学を許す自分たち親に感謝しろ」「親に迷惑をかけて」心重い自立の一歩だった。
感情的になって本音を暴露してしまった、未熟者だったという懺悔、しかし私は繕う事を避けた「自分でいる」ことにしたから。勇気を出して朗らかに、しかし自分を保ちつつ、相手を信じて自分を信じて、偽りのない本当の感情を口にすることにした。
次は感情のコントロールが課題だなと感じながら、話し合っていてこういう関係性もあるのだなと感じた。感情を話しても許される関係性、相手の望むことを取り繕う必要のない関係性、学生時代の「こうでなくてはならない」は存在しなかったのかもしれないなと感じた。そして、人生の節目節目に仕事や人生の悩みを打ち明けられていたら、苦しいばかりの人生でもなかったのかもしれないと感じた。
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