皆様、こんにちは!
まだまだ暑い日が続きますね~
今日は、月経困難症や頭痛、パニック症、不眠、歯の問題など
がホメオパシーで改善し、最終的には、インナーチャイルドの
解放によって心身ともに健康になれた42歳(現在)女性の
症例をご紹介します。
クライアントさまからいただきました体験談を、原文そのままご紹介しています。
*このブログで使用されている文章や写真等を無断で複写、
転用、転載、リンクすることを堅く禁じます。
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【はじめの主訴は歯の問題だった】
2012年の3月。初めて先生の相談会を受けた時の主訴は
歯の問題でした。
歯根に炎症が起こり、抜歯してインプラントにしないと
いけない状態でしたが、なんとか抜歯は避けたいと、
相談会を受けることにしました。
ホメオパシーは以前から知っており、妊娠中から基本キットを
購入しセルフケアはしていたのですが、相談会を受けていた
友人に東京にいい先生がいるよと紹介してもらったのが
きっかけです。
問診票には主訴として歯の問題。
他に気になる事は、小学5年生で初潮を迎えてから
ずっと生理痛がひどく、子宮内膜症と子宮筋腫の手術を
三十歳でしたこと。
その手術の影響で帝王切開での出産となり、
麻酔の害など、手術に関わる体の影響が気になること。
精神面では、社会人になって5年ほどした時に、
パニック症状が出て手の震えとあがり症になってしまったこと。
不眠症気味であること。
などでしたが、
とりあえず当時は歯の問題がなんとかなればと思っていました。
結果的に歯は、先生に処方していただいたレメディのおかげで、
何とか抜歯せずに根管治療後6年経った今も何ともなく過ごす
ことができています。
そして、その後ホルモン治療の解毒と
インナーチャイルドの解放まで(始めた時は正直あまりわかっ
ていませんでした)
相談会は続くのですが、「卒業」と言っていただけるまで思いも
よらず、24回の相談会を受けることになりました。
【子宮内膜症・子宮筋腫・月経困難症とホルモン剤の解毒】
中学生の時にはすでに、重度の生理痛持ちで、
月のうち体調がいいのは生理が終わった後10日間くらい。
そのほかは、PMSと生理痛とで機嫌も悪いし、
体調も悪い生活でした。
痛みのたびに鎮痛剤を飲み、持っていないと不安で、
何箱摂取したかわからないくらいです。
飲んでも効かない時もあり、
ひどい時はトイレにこもって痛みから吐いてしまい、
出られなくなることも度々でした。
そんな状態が続いたまま社会人になり、
初めて婦人科に行った時に、子宮内膜症と子宮筋腫がある
と言われ、それが生理痛の原因の一つであるとわかりました。
三十歳で手術したのですが、その前後に治療のために
ホルモン剤をとり、その後1年は治療の延長でピルを服用
していました。
そしてその後妊娠するのですが、その時もホルモンの調整で
処方されていたホルモン剤を服用したのちの妊娠でした。
ホメオパシーに慣れてしまった今となれば、
「これだけ鎮痛剤やホルモン剤を服用したら、怖い!!」と
思いますが、当時は何の疑問も持つこともなく
治すためには必要なことだと思っていました。
ホルモン剤の解毒をし始めた時は、
頭痛、肩こり、背中の痛みなど身体中鈍い痛みがある
感覚がでたり、
子供の時にかかっていた喘息がまた出てきたり、
今までほとんど熱を出すことがなかったのですが
高熱も何回か出ました。
そのような好転反応の期間を過ごす中、一番辛かった
反応が両方の胸の乳首から黄色い蜂蜜状の膿が出続けた
ことです。
ブラジャーが汚れるので間にずっとガーゼをいれて
過ごしていました。痒みもありました。
同時に関節の内側と瞼がカサカサして、そちらにも痒みが
出てきて、見た目にもわかるので外出も嫌になり
気持ちも沈む日々でなかなか終わりが見えず、
いつまで続くのかと憂鬱な日々を過ごしていました。
9回目の相談会くらいまで約1年ほど同じ症状が続いて
いました。
【ホルモン剤の排出後に、感情面に変化】
9回目の相談会までは、先生への経過報告でも
体の辛さをひたすら訴えているのですが、
10回目くらいの相談会後から、初めて自分の感情面に
変化が出てきて、「心がこんなにも固くなってしまっている」、
「そんな自分がかわいそうで理不尽だ」という
今まで感じたことのない感情が出てきました。
次の相談会までにひどい副鼻腔炎になりましたが
ホルモンの解毒がさらに進んだ状態と先生から
うかがい、その頃には、あんなに止まらなかった
乳首からの膿や痒みも、ほとんどなくなってきていました。
さらにその次の相談会で、ほぼホルモン剤の解毒が終わった
告げられた時には、始めてから1年半で12回の相談会を
受けていました。
【月経前の頭痛とインナーチャイルド】
その後、乳首や副鼻腔から膿が出たり皮膚にアレルギー
が出ることは全くなくなり、体が重だるさも、
だいぶ軽減されたのですが、まだ生理前の頭痛は
毎回ありました。
そして新たに母に怒りや悲しみの感情が沸き上がる
ようになり、そんな後にはものもらいが左目に出る
ようになりました。
そういえば、学生の頃はしょっちゅうものもらいや結膜炎
になっていたことを思い出し、過去の症状が、蓋が開いた
感情とともにぶり返しているんだなと感じました。
この頃には、今まで潜在的には感じながらも日常で意識する
ことはあまりなかった母に対する感情に、蓋をすることが
できなくなっていました。下から溢れてくるような自分の
インチャを日々感じるようになっていました。
今まで人に前に出すことができなかった母に対する怒りや
悲しみの感情を、泣きながら主人にぶちまけたり、
次々と出てくる感情に疲れてしまって
人に当たったり、もっともっと愛されたいと悲しくなったり。
相談会のたびに、これまでの経過をメールで報告するのですが、
新たに感じた感情の整理をして書いては見たものの、まだまだ
自分の根っこの部分がもやっとしていました。
【もっと愛されたいという満足できない感情】
私は、父方の祖父母と両親と弟と本当に一般的な家庭で
育ちました。金銭面では余裕があった方だと思います。
周りから見ても何の不満も持たないような家庭環境でした。
それだけに、引っかかる不満の感情を持つことに罪悪感を
感じ、
こんなにしてもらっているのに受け入れられたいと切望
している「自分が悪いんじゃないか」「贅沢なんじゃないか」と、
子供の頃からどこかで思っていたんだと思います。
愛されてなかったわけではないし、大事にもされていたのに、
ずっと抱えてきた満たされない感情。
もっと愛されたいと求めても求めても満足できない感情は
どこからくるのか。
満たされない思いを抱えて生きてきたからか
自分の娘に対しても素直に感情を表現することが苦手で
ものすごく大切に思っているのに
何ともないことにイライラしたり、跳ねつけてしまう
自分が悲しく、娘にも申し訳なく思っていました。
処方のレメディーを取りながら自分のインチャを探す
期間がしばらく続きました。
感情のコントロールができなくなって、何気ない友人の
一言で必要以上に落ち込んだり、自分と向き合うことは、
やっぱりしんどいなと何度もやめたくなりましたが、
一度開いた蓋は閉じられないのか、やめることもできま
せんでした。
そして21回目の相談会で寅子先生のインチャのDVDを
勧められ、すぐに何枚か見てみました。
見ながら両親との過去の出来事が次々心に浮かんできて
ノートに浮かんできたことを書いていました。
その辺りで先生にLAC-C(ラッカナイアム)を処方して
もらいました。
虐げられた感情のレメディーだと教えてもらって、
そのとき、「そうか。私は虐げられた気持ちになるのがすごく
嫌なんだ」とストンと腑に落ちました。
母の言動は決して私のことを虐げていたわけではありません。
でも母は母親の感性から、私という人間を自分の娘として
しか見ることができない、数々の言動や行動によって、自分は
虐げられていると感じていたのだと気づきました。
ラッカナイアムは父親不在のレメディーでもあるらしく
ホルモン剤の解毒の胸からの膿の症状のときも処方して
されていたレメディーでした。
【自分の中の父親不在に気づく】
確かにこの時まで、母との事は自分の中でだいぶ向き合って
きたのですが、父に対する感情は考えようともしていません
でした。
先生からは、「生理前の頭痛も父に対するインチャと向き合え
たら解消されるはず」と、サポートインチャのレメディーが
処方されました。
それまで父とはあまりコミュニケーションを取って
こなかったので、私の価値観に父は影響していないと
思っていました。
10代、20代のとき、娘として父にこうして欲しかった
という感情があったときは、父のことが大嫌いな時もあり、
だからこそ歳の離れた主人と結婚し、その満たされない
感情を父と重ねて満たしてもらったのかなと思いました。
そしてさらに父への感情と、向き合ってみると、父は
本当はすごく優しいけど、すごく弱くて自分の感情を
娘にも上手表現することができず、自分に対して絶望
的なのかもしれないと思いました。
父は父で、何かを抱えて辛い人生なんだろうなと
切なくなりました。
両親ともに他者意識がすごく低くて、
お互いに自分の事しか見えてなくて、
人にはそれぞれの感情があると想像することが
できていなかった事。
それが子供だった自分が満たされない原因だったんだ
とわかりました。
私自身、思いやりもあるし、愛もある人間だと思っ
ていました。
でもある時ふと、それは都合のいい思いやりや愛を
人に押し付けて、私は優しいと勝手に気分良く思う
だけの行為で、本当に相手の感情に寄り添うって事を
していない私自身を見つけた時に、こんな風に両親は
私に接してきたのかなと、自分のことを通して妙に
納得してしまいました。
自分の中にも育ってなかったんですね。
そしてまさに娘にも同じことをしていて、
今は私が娘に自分と同じインチャを作っているんだと
強烈に思いました。
それに気がついたとき、
自分のフィルターをできるだけ外して
娘と一緒にいると
今までとは違う素直な愛おしさが溢れてきて、
世の中のお母さんて、こんな感性で子供を感じてるのか!と
初めての感情でなんだか嬉しくて泣けてきました。
そして23回目の相談会で処方がとうとうアルポ2種類のみに!
「もう卒業間近ですよ」と言ってもらいました。
もう過去のことより、これからの両親との関係で
自分の感情を大事にし、何をどこまでするかを無理のない
範囲でできることをしていこうと思いました。
両親の抱える問題は私とは関係のないもの。
それを解決するもしないも両親次第。
そう思えるようになりました。
そして月経前に必ず起こった激しい頭痛は、とうとう
起きなくなっていました。
そして24回目の相談会。先生に
「今日で卒業です。よく頑張りました!」と言っていただいて
本当に嬉しかったです。
自分の今まで抱えてきた霧の中にいるような不安感と
愛されたいと思う気持ちは、ホメオパシーの力を借りて
自分としっかり向き合えたことで理由がはっきりわかり、
納得できました。
そして、やっと自分の足で人生を踏み出した気持ちです。
時間はかかりましたが、先生や寄り添ってくれた
周りの人達に助けられて、本当に素晴らしいホメオパシー
の恩恵を受け、心身ともに健康になることができました。
体験談を書いてと勧めていただき、こうして振り返り
ながら書くことで、感情の整理ができて、改めて
さらに前に進んでいける気がします。
先生、本当にありがとうございました!
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インナーチャイルドの解放がどのように起こるのかは
人それぞれですが、同じような境遇や気持ちで悩まれている
方の大きな勇気づけになると思います。
こちらこそ、素晴らしい体験談を本当にありがとうございました。