昨年末の、JPHMA第20回コングレスで発表させていただきました
6つの症例を、少しずつブログで紹介させていただいております。
今日ご紹介するのは、「顎関節症・めまい・不安障害」に悩む女性が、
ホメオパシーのレメディーによって、たくさんの気づきに導かれ
徐々に改善へと向かっていると実感されたケースです。
幼い頃の虐待が歯の食いしばり、そして顎関節症の原因となった
経緯、そしてその気づきなどに、日本のジェモエッセンスが
役だった症例です。
今後も虐待によるインチャの癒しに、日本のジェモエッセンスが
お役に立てるといいなと思います。
また、虐待によるトラウマ、インチャの癒しに由井寅子学長が作られた
サポートAttack(アタック)もお勧めです。こちらのMTも下記のケースに
登場します。
PPT15:次は症例その4、
38歳女性の顎関節症・めまい・不安障害です。
主訴の内容は、12歳で顎関節症と診断され、現在は痛みがひどく、口があまり開かないこと。
27歳から10年間、美容クリニックでボトックス注射を打ち、神経を麻痺させて
歯の食いしばりや歯ぎしりを抑えてきました。
しかしボトックスをやめたら症状がひどくなり、不安感、ふらつき、耳なりなどの症状もでて、
2か月前から抗うつ剤や抗不安薬をとっています。
PPT16:
相談会1回目に、物心ついてから12歳までの間、頻繁に母から頭を殴られたり、
いきなり腰や背中を強く蹴られることがあったことがわかりました。
しかも母は切れると包丁を持ち出し、刃が肌にふれたこともあり、常に殺される恐怖があったのです。
反面、こちらのような愛情深いところもあったそうです。
12歳になると、身体が大きくなり次第に虐待は減り、
19歳で母が亡くなった時には、「よい思い出しかない」と思っていました。
しかし自分が子供を育ててみると、「幼い子によくそんなことが・・・」と思い、
母に対する怒りがふつふつと湧いてきたといいます。
朝目覚めてすぐに不安感が襲ってきたとき、幼少期に毎日思った
「今日も母を怒らせないようにできるだろうか」という気持ちを思い出しました。
顎関節症や不安感の原因は、幼少期の母への恐怖と支配が大きいと思われます。
メインのレメディーはTBRからCaust(コースティカム)、Staph(スタッフサグリア)、Puls(ポースティーラ)を選択しました。
PPT17:
2回の相談会で、朝起きたときに不安感が薄れ、
パニックがなくなり、抗不安薬がいらなくなりました。
楽しい気分で外出できるようになり、「笑顔が増えたね」とご主人から言われるようになりました。
しかし、顎関節の痛みはあいかわらずでした。
そこで3回目の相談会で、ジェモエッセンスのキダチアロエにサポート心経を
コンビネーションにしてお出ししました。
QXマシンで霊障とあり、聞けば、母、自分、娘と3代にわたり難聴なのだそうです。
祖母は妻子ある男性と略奪愛で結婚し、母が生まれました。
人に恨みを買うようなカルマがあるからではと思ったからです。
このジェモエッセンスではじめて、顎関節の痛みが少し楽になり、
口の開け閉めがしやすくなったと感じました。
さらに、顎関節症の原因となる体験を思い出しました。
小さい頃、寝ている自分を母がいきなり蹴ったりなぐったりと襲ってくることがあり、
急に起こされてお風呂場で水シャワーを浴びさせられたこともあったそうです。
いつ襲ってくるのかわからないため、常に身構えていて、
いつのまにか寝ているのが日常でした。
だから今でも寝ているときに身体にぎゅっと力を入れて、
歯をすごい力でくいしばっているのだと気づいたのです。
PPR18:
しかし、この過去の体験を思い出したことで、改善していた緊張感、めまい、不安からの発作が戻ってきました。
そこで、母からの攻撃を受けたインチャの癒しにサポートATTACKをとっていただきました。
すると大きな気づきがありました。
母に虐待を受けているとき、
「私のせいで母が苦しんでいるのだからしかたない」という諦めの気持ちや、
「自分は悪い子だから罰をあたえられて当然だ」と思い、
《自分を罰する気持ちが強かったこと》に気付いた。
そして虐待が終わったあとに、絶望感とともに
「リラックスしたらだめ。怒られる前にやっておかないと」
という焦りがあったことがわかりました。
未来予測による不安が強いことがわかったので、ARG-NIT(アージニット)をメインに選択。
すると、再びでてきた緊張感やめまい、パニックがまた改善しました。
顎関節症は改善にはまだ時間が必要ですが、その他の症状が改善したこと、
封じ込めていたインチャに気付きにキダチアロエが役立ち、ホメオパシーに感謝しているとのこと。
今後もインチャの気づきから症状改善を目指し、前向きに頑張っていらっしゃいます。
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