ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

今日の1冊 227「コミックばかり読まないで」昼間たかし

2015-11-09 01:41:27 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。
本屋で目次を見て気になってた本、やっと買って読んだ。



内容は素晴らしいです。
ただ、気になった事が1つ。
とても素晴らしい内容でサブカルチャー的な見方は素晴らしいしためにもなる。
だが、多分書いた人と今の若い奴らのサブカルチャーの意味、定義がかなり違ってるような感じが。
定義なんかあまり意味ないんだけど、最近「サブカル」という言葉の意味が全く変わったんだよね。
この本書いた方はもちろんサブカルチャーが好きだろうしサブカルチャーな視点。
どれも素晴らしいんですが、若い奴らには伝わりにくい本のような気がしました。
メーカーインフォはこんな感じ。



今の若い奴らの言うサブカルチャーとは違うんだよね。
良い悪いとかでなく。
本にもサブカルチャーという用語がいっぱい出てくるのだけど若い人にしてみたらよくわかってないかもしれないんだよ。
もう定義が違うからさ。
ある一定の年代から上の方はサブカルチャーって用語を使っても伝わりにくい時代なんだよね。
多分なんだが、知的好奇心等が細かい人がサブカルな人だったんだが、今は言葉の意味が変わり、マイナー文化みたいなもんを指すだけになってて。
サブカルチャーって、モノの見方、の事といいますか、ようは言語化しにくい用語で。
今はもうテレビや大手メディアが取り上げないだけでサブカルチャーに分類してたりしてんだよね。
もっと言うと、自分が知らない知識はオタかサブカル担当みたいなさ。

ん、、モノの見方だったはずなんだが、言葉の意味が変わるのは時代なんだよね。
良くも悪くも意味が変わったのを気がつかず、昔の感覚でサブカルチャー、サブカルチャー言ってると若い奴らとの溝ができる。
本を書いた人は私からしてみるとサブカルな方だが、今の若い方はそうは取らないと思われる。

映画「モテキ」を観たらサブカルチャーな方になってる時代なんだよね、もう一昔前と全然言葉の意味が違うし(笑)
そもそもこの映画見るとわかるか、サブカルな奴はそもそもフェスなんか行かないし、行きたいと思わないんだよな(音楽好きは除く)。
今は自称サブカルはみんな行くし(笑)


ようは時代によって言葉の意味が変わるわけだし、この本を書いた方は損してる気がしました。
いやはや、若い奴らの言う「サブカルチャー」とこの本の中に書いてある「サブカルチャー」は概念が全く違うからなあ、、若い奴らが手に取りにくい感じするんだよね。
本の中身は素晴らしいのに。
コラムをまとめた本だからこそな感じもあるが加筆修正してサブカルチャーって用語を消せば多分もっと売れるはず。

て、、本の感想じゃなく気になった事を書いてもうたよ(笑)

内容はサブカルチャーだの言葉の定義だのは関係なく面白い本なんでオススメです。



知的好奇心が満たされた本でした。









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今日の1冊その226 「愛しの街場中華」 鈴木隆祐

2015-10-26 19:50:40 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

ここ5.6年で一気に大人?になった気がします。
いや、年齢だけでなく中身だけでなく、、外食や1人飲みで原点回帰みたいになっています。
意味がわからない?(笑)
学生時代によく行ってたような店、昔はすげーやだったんだよ。
なんとなく、こう、、ビンボーくさいとか汚いとかね。
だが、最近早く「気軽」と言いますか、いや、それだけじゃないんだよ、、、のんびりな空気、これ大事。

最近のんびりこの本を読んでたんだが、楽しい。



街の中華食堂。
なんかこう、浪人生やモテない大学生やブルーカラー向けだと思ってたのはかなり前で、今はむしろ楽だ。
あと、年をとったからっでだけでなく、街の中華食堂はかなり減ってんだよね、、、。
いやさ、ほんとメニュー多いんだよ。











鈴木さんの本は出れば読むようにしている。
とにかく文章力がたかい。

この本に載って中華食堂はどの店も美味そう。
しかも店の歴史までチョコチョコ載ってるし。楽しく読めるしお腹がすく。

しかし、ほんと街の中華食堂は減ったよなあ。
うちの近くの中華食堂も載ってるし、たまに行く神奈川や千葉とかの中華食堂も載ってる。
鈴木さんの本が貴重なのは食べログだので調べるより手っ取り早いんだよ。
食べログなんか地図をメインで観てるからな、もともと。

街の中華食堂のカタログとしても読めるし便利なんだよね。
おすすめです。










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80年代 その18 ヤンキーと露出の少なさ

2015-09-14 04:11:36 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

今の35歳以下とそれ以上の世代でイメージが全く違うのはヤンキーカルチャーだ。
80年代後半からヤンキーはダサくなりはじめてて90年代初頭は絶滅寸前。
だがなんだかんだで今でも残ってる。

その35歳以下の方々はわからないというか、恥てほしいんだが、90年代に沖縄アクターなんちゃらの歌手やグループが出てきたわけだが、アレはヤンキーカルチャーなんだよ、、、まじで。
今で言えばエグざいるみたいなカルチャーね。
「ヤンキーはダサい」と言いつつも日本の若者カルチャーはヤンキーカルチャーが売れるわけで。
ヤンキーにヒットしたら日本でヒットするんだよね。
ヤンキーカルチャーは他にもあって、小悪魔アゲハとかアメブロなんかもヤンキーカルチャーだから。



↑江口洋介と織田裕二もヤンキー役でスタートだし。

アメブロも小悪魔アゲハとか好きな連中は「そんな事はない」とか言うかもだが立派にヤンキーだ。

ヤンキーの定義は諸説あるけど半径5メートルにしか興味ないわけで、本能に対し忠実で真面目な話ができないし上下関係が一生モノを言う。

これって、最近羨ましくもあるなあと思ったり。

私がヤンキーに影響を受けたのは、「夏祭り以外は肌を出さない」って事でした。
80年代のヤンキーはとにかく肌を出さない。
特に女のヤンキー。
すげー、徹底してて、そこがかっこ良かったんで、なるべく肌を出さないファッションにして今を生きてる(笑)

まあ、ひろしとトオルも学ランばっかだし(笑)



で、平成、2000年代のビーバップはこれだ(笑)




80年代後半のヤンキーはブルジョワジーで(笑)
一昔前のヤンキーはいたんだがやはり淘汰されてたよなあ、、、。

よし、さらに肌を出さないようにしよ!







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今日の1冊 封印された日本の村 歴史ミステリー研究会

2015-09-14 02:53:53 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

村社会、村八分、、、、。
日本は元々小さい国で世界からしてみたら日本村みたいなもんだ。

村っていう場所に暮らした事はないが、実家から数エリア先は村だし、祖父のうちから隣の区域は村だったんですよ。
街と村の違いはまあイメージ通りかもだが少し違う。
いまは村にコンビニだってあるわけ、当たり前だよ。日本だしね。
ない村もあるが(笑)

ようは、村のイメージって戦前から戦後のイメージで止まってんだよ。

日本人は戦後、コツコツと利便性や金儲けをやってきて何が一番変わったかというと、交通と通信。
通信てのはまあ情報とかって事ですかね。

汽車から電車、新幹線、車、飛行機、便利になればなるほど不便な場所は過疎るし人が消える。

この本に日本全国で消えた村を紹介してるがやはり交通の便利さと産業の問題で過疎ってしまい廃村。
炭坑とかのエリアだね。

今も無くなりそうな村がやはりあるらしいんだが、マイルドヤンキーのおかげで廃村にギリギリならない村もあるみたいだけどね。



この手の本はほんと面白いです。








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今日の1冊 「仁義なき宅配 ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン」 横田増生 著

2015-09-12 02:30:53 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。


佐川、ヤマト、郵便局に興味あるだろ?


ネットが一部の人に使われ始めた時、バナーが当たり前のように出てきた。
エロや怪しいビジネスあたりからかと思いきやアマゾンばかり表示されてた。
ネット黎明期はとにかくアマゾン。
最初は誰もが「自分の目で見て買いたい」と言ってた。
なんかコンビニが出始めた時に「高い。夜中にやる意味もない。食いモンはまずい」と皆言ってたのと似ている。

今、通販は生活サイクルに確実に入り込んでいる。
行き着けのTシャツ屋さんは「梱包するのが仕事」とか言ってる。
TVのCMは通販の会社ばかりなんだよ。

で、運ぶ人が存在する。
大体ヤマト、佐川、郵便局の人間だが西濃とか福山とかもたまにありますな。

で、よーく考えたらわかるはずなんだが、送料無料と即日発送は無茶な要求なはずなんだよ。
いや、即日発送はまだわからんでもないが、送料無料ってさあるわけがないんだよ。

少し前にアマゾンからの荷物に佐川が来なくなり、ヤマトがメインで次に郵便になった。
調べたら佐川が「全然儲からないどころか、アマゾン側からさらに値下げしろと言われた」と(笑)
アマゾンに対し、賃上げ要求しようとしたらさらに値下げ要求をされて決裂(笑)
しかも1個運んで300円にも満たない金額という。
そのうち倉庫の人間やドライバーの取り分、そして会社の取り分、ガソリンや車の維持費、300円って赤字同然だよ。
誰が考えても破綻。
そりゃ決裂するわな。
アマゾン側はこれで大半の商品は送料取るようになったんだよな。
昔は10円の商品も、いわゆる送料無料だったよな。
アマゾン側は客を囲い込む事に成功してたし強気に出てたんだろうね。

ど、アマゾンはヤマトと契約して今にいたるわけだが、、、。
佐川が今それで「アマゾンを切ったから儲かったか?」てなると違う。
アマゾンがなくても、今も昔も通販の会社は佐川を使う。
だが、佐川とアマゾンが決裂し始めた頃から商売は通販にシフトしたんだよ。
企業は佐川を使うわけだから結局アマゾンやってた時期と変わらんという(笑)

ヤマトはとにかく即日配達を売りにしていて、これもよく考えたらスゲー事なんだよな。
24時間稼働してるわけだし。
____________________

話をかえる。

通販を頼んで、荷物が届くとワレモノシールや冷凍シールやプリンとかのシールが貼られてる。
最近は、送る方の段ボールに「ドライバーの皆様へ」とか書いてあって「中には新鮮な野菜が入って~~~温度管理をきちんとして頂き~重ねて運ばないでください」みたいに印刷してある。
見た事あるでしょ?
あれさ、、、書かない方が良いぜ?(笑)
この本は倉庫やドライバーになって覆面潜入取材をしてる。
あの、通販業者のドライバーに対する「キチンと運べ」みたいな注意書きはスゲ~腹立つと。
冷静に考えると当たり前だよな(笑)
当たり前だよ、ムッとするよな。
真面目に働いてれば働いてるほどムッとするだろ。
書いてあっても書いてなくても賃金は同じなんだよ(笑)
あっちの側の気持ちを考えたら信用されてないみたいな気分になるどころか、「特別扱いしてほしいならその分の額を払え」となるよ。

で、思うのは通販に限らずなんだが、自分が客になると横柄になるわけだよ。
よく考えたら荷物が生物とかじゃない限り何日待っても良いモンばかりなんだよな。
漫画や雑誌とかさ。
でも待つのやなんだよな(これは勿論私も)。
皆が急ぐし運送会社はそれに対応しないとサービス合戦で負けちゃう。

あと、再配達サービスと時間指定サービスに苦しめられてると書いてあった。
これ確かにそうだよな、だって不在だろうが指定時間にいなくてもペナルティがないもん。
ドライバーの効率考えたらスゲーめんどいわけだよ。
届ける方は金変わらんのだよな!
よくねーよな、これ。
だからさ、ユーザーがワガママすぎなんだよな。

倉庫の内情もこの本に書かれてる。
やはり予想どおり外人ばっかだった、、。
しかもバイトの労働期間も今流行りの、ある一定期間だけ働いたら休ませてまた働かせる的なね。

ただ、どこもあんま儲かってないみたいだし、とにかく配達するドライバーが辛いみたいで。
定着率凄い悪いんだよね。

しかし、ほんと気になってたんだよ、宅配業界。
久々に寝不足に陥りながらこの本を読みました。




オススメ。
















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