あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

春っぽい

2013-03-17 23:14:46 | 日記
最近春っぽい。太陽光がそれっぽい。空気の匂いもそれっぽい。風景がそれっぽい。つまりは陽気がいい。こんな休日は外に出なければウソでしょう。愛用のカメラを持っていざ外出。ちょっとした用も兼ねて隣の花泉町内を回ってきました。花泉町は8年前に一関市と合併した、岩手県最南端の地域です。町民の方と話すと「おらの住んでる所は花泉町で一関じゃない」という矜持が伝わってきます。当たり前ですね。一関市だって数年前平泉町との合併が騒がれましたが、結局立ち消えしました。もしそのまま合併し、うちの住所が「平泉町一関地区」となっても、私は死ぬまで「一関市」という名前を使い続けるでしょう。別に平泉町の名前がどうこうという訳じゃないけれど、生まれ故郷への呼び名に対する執着は案外深いものです。
さて、そんな経緯があるこの町は、前述の通り県最南端の地域なので比較的温暖な気候です。雪解けも一足早く訪れていました。町全体が、ぽかぽかした雰囲気に包まれてて好き。目的もなくドライブするにはなかなかおすすめな感じです。
町中を走りまわって観察していると、個人店舗が多いことに気づきます。一関市の駅周辺と違ってチェーン店が少ない分、地域に根付いた個人店舗が。その結果、町の特色を残すことに一役買っているのかも。一口に「町の発展」と言っても、ただ道路ができて全国的な企業が開店すればいいってもんじゃないと思うのですよ。
そして郊外。田んぼ、公民館、山道、そして平屋。草木も芽吹くにはまだ早いようで、全体的に風景が茶色一色。けど静か。人気のない神社の近くに車を止めて、外へ。「お邪魔しています」と神社を参拝し、周りを見渡すと、ああ静か。心が落ち着く。今ならなんか悟れるかもしれない。気のせいだった。神社の前に石碑があったのでなんとなく見てみたら、享保7年と書いてあった。なんか歴史の教科書で見た年号だ。いや、昭和も平成も教科書に載ってるけどさ。
時代を感じながらも、神社を立ち去る。その後町中をぐるぐる走ってたら、おばちゃんに変な目で見られた。ごめんなさい。怪しいものじゃないです。怪しいから見てたんだろうけど。
帰宅したら、祖母が私を見て一言。「日に焼けたねぇ」・・・マジかい?
ああ、結局カメラ使わんかった。

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