青森駅から徒歩1分の場所にあるねぶたの家「ワ・ラッセ」に行ってきました。
中にはレストランやショップもありますが、一番の目玉はねぶたミュージアムになります。ねぶた祭りの歴史を知れたり、本物のねぶたを見ることができました。
入館料は620円です。三内丸山遺跡よりも値段は高かったです。勝手に自分の中でのハードルが上がります。
ねぶた祭の起源は、七夕まつりの灯篭流しと眠り流しの風習が習合したものとの説が”一般的”だそうで、ねぶたの由来は、眠り流しの「眠り」が転訛したものと”考えられています”だそうです。長い歴史をもつねぶた祭だが、曖昧な表現が多いので後世にちゃんと伝えられているのか心配になる。
いろいろ調べてみても、ねぶた祭が始まったのが平安時代からか奈良時代からかで諸説あるみたいな感じだし、きっとどこかで歴史が塗り替えられてもなんら不思議ではない。
そんな疑いの気持ちも、本物のねぶたを前にすると割とどうでもよくなった。歴史なんて一旦置いといて、このねぶたを後世に伝えていけばそれでいいんじゃないかなという気にさせられる。
数多くのねぶたが展示されていました。今回展示があったものはねぶた祭で実際に出陣したもので、その中でも受賞歴のあるものがここに公開されていました。
そのまま展示されているものを見るだけでも迫力があるのに、これが実際に動くとなるとさらに感動するかもしれませんね。
ねぶたの歴史などをステージで紹介していました。途中でねぶたの運行の参加者、これをハネトというのですが、ハネトの動き方を参加者と一緒に実演もしていました。
やり方は片足ケンケンを2回ずつしながら、ラッセラーラッセラーの掛け声で前に進んでいく感じです。猫ひろしをイメージされている方はそこまで誇張する必要はありませんが、その動きを約2時間やるそうなのでそれなりに大変です。(さすがに途中で休憩は挟むそうです、、、)
実際に僕もやってみましたが、その場でラッセラーラッセラーをやったら足の負担を感じました。まだまだ30代なので頑張れと言われたら頑張れるけど、これは大変になるなと身をもって感じました。
内部はLEDがふんだんに使われていました。ねぶたにも最新技術が使われていて、伝統としてこれでいいのかという声もあるかもしれませんが、僕は最新技術はどんどん取り入れてよいと思っています。伝統と言うのは古いしきたりをそのまま受け継ぐのではなく、どうやって後世に伝えていくかが重要だと思っており、例えば灯りの部分が白熱電球あるいはロウソクのままであれば火事のリスクは大きくなるし、守れるものも守れなくなってしまう。
さすがにデコトラみたいな派手な装飾になってしまうとねぶたの存在意義が薄れてしまうので、受け継ぐ部分とアップデートさせていく部分の見極めが大事になってくる。
実際に触ってもよいねぶた面もありました。触った感触は障子紙よりも丈夫でしたが、ちょっと油断すると穴をあけてしまいそうだったのでソフトタッチを心がけました。
これからも青森の象徴として、ねぶた祭が長い歴史を刻み続けることを心より期待しています。そして、ねぶた祭の期間は8/2~8/7となっており、最終日は僕の誕生日になるのでいつか青森で誕生日を迎えられたら良いと思っています。巡り合わせが無いと厳しいかもですが、虎視眈々と狙っておきます。
<番外編>
ねぶたミュージアムに行った後にラインメール青森のエンブレムを見たら、何とも言えない気持ちになりました・・・。
じゃこの辺で
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