【勝負の世界に】第3節 G大阪戦【絶対はない】

延期となっていた試合でした。日程面で圧倒的に有利な条件であったトリニータだが、勝負の世界に絶対はないということを再認識させられました。

 

前半0-0を終えた段階で、なかなかエンジンがかからないチームにモヤモヤしながら見ていました。それでも後半にエンリケが得点を奪えたことで、どんなに内容が悪くてもまずは結果が大事ということで割り切ることも大事かなと思っていました。

この時点で正直に言うと、僕の中で勝ち点3を掴みとっていた気でいました。そのた呉屋が豪快に外したシーンもあの時は笑って見ていました。

 

体力的にきついのは言うまでもなくG大阪であるが、そんな前提は途中交代の選手には関係ない。そう言わせるかの如くレアンドロペレイラ、宇佐美の得点で逆転されてしまう。

負け方としては一番最悪。このままいけば間違いなくワースト3のうちの1つに入るであろう。勝てれば何も言わないでおこうと思っていたが、長沢と呉屋のチャンスを確実に仕留めていけば試合は決まっていた。恩返しすることなくG大阪のアシストをした形となってしまった。

 

納得いかなかったのは、「走り」の部分で出し切っているように見えなかった点。G大阪よりも走力、スプリントともに上回っていたが、それでも両方とも全試合のなかで最も少ない数字だった。G大阪が少なく感じるのはこの先の試合もあることだし、ある程度コントロールしているのは理解できるのだが、それに合わせるかのようにトリニータが戦っていたように感じたのは不思議に感じた。

むしろ相手を動かすくらいのことをやれてもよかったのではないか。浦和戦の時のような連動性を持った動きができていれば結果は違ったんじゃないかな。次の試合まで約2週間空くことだし、出し切るくらいの気持ちは見せてほしかった。実際きつかったかもしれないが、限界までやりきらないと結果を残せないのが今のトリニータの現状ではないかな。

 

 

これで呉屋がスーパーな選手ではないことがわかったので、川崎戦までの2週間で熾烈なポジション争いができることを期待したい。伊佐も髙澤も渡邉もまだまだチャンスはあるんじゃないかな。

川崎戦から始まる連戦はどれも強い相手になるが、勝負の世界に絶対はない。日本代表が勝ち上がれば三笘や旗手が昭和電工ドームに来る可能性は低くなるが、そんな期待をせずにしっかりと自分たちの力で勝利を掴みとってほしい。まだまだ諦めるような差は開いてないので、ホームゲームを3試合やれる8月で進化した姿を見せつけたい。

 

 

 

じゃこの辺で