土手沿(ぞ)いの 陽だまりに咲く 菜の花に
胡蝶(こちょう)取り付き 喉(のど)潤(うるお)せり 夢蔡
関東南岸部を、低気圧が、雨を降らせ通り過ぎた後、
関東北隅は、北の風となります。冬越しのサナギから
生えてから間もないのか、体長は、かなり小さい。
よって、風に流される。
気候が安定せず、長く草の下に潜んでいたか・・⁇
菜の花に取り付き、蜜を吸っていた。
結構、長い時間であった。
畑は、春耕の時期である。
苦土石灰・化学肥料が撒かれて、トラクター深耕する。
畑回りは、除草剤が行き届く。
蝶が生活する快適な環境ではない。
堤の菜の花群落は、いよいよ盛んになってきました。
蝶たちにとって、ここが、一生の住まいなのであろう。
ふるさとは 泣けとごとくに 菜花かな 夢蔡
これで----<了>--するところ
*本日は、3月11日 PM3:00 東日本大震災発生の日。
町内の拡声器放送で、黙祷の合図. 合掌
世を挙(こぞ)り 心傲(おご)ると 歳(とし)久し
天地(あめつち)の 譴怒(いかり)いただきにけり
-北原白秋ー
天譴(てんけん)論=儒教的な天罰論なるものがあって
「大災害などは、腐敗堕落した社会への天罰」とした。
白秋の短歌は、これを下敷きにしている。
「天地の怒り」とは、関東大震災である。
こんにち、天罰論的発想は、いかがなものと
思われますがーーー。
*【 譴 】ケン
①とがめる ② しかる ③ いかり
「新選漢和辞典」(小学館)
しかし・・
復興五輪とかいって、
競技etc設備の、兆円越えの大過剰投資を見れば、
白秋の短歌 前 「十七文字」は、参考になる
警告の言葉かもしれません。
------<了>-------