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肌色

2008-06-19 | 雑記
2、3年くらい前からでしょうか。
色の呼び名の一つ、「肌色」という言葉が差別用語だとされ、ペールオレンジなどの呼び名が用いられているようです。
今更ながら、これには強い違和感を覚えます。
これは差別があって良いなどという立場での意見では無いことは言うまでもありません。

肌色といえば、皆さんご存知の、あの色です。
日本の色の呼び名ですから、当然、日本人の肌っぽい色なわけです。
しかし世界には様々な肌の人がいるため、この色を肌色と呼ぶのは好ましくないというのです。



昔は日本に外国人がほとんどいなかったと思います。
そのころから使われていた呼び名が日本人の肌に近い色を指すのは全くもって当然のことです。
それは島国ゆえか、鎖国の過去があるゆえかはわかりませんが、その長い歴史の上に、ひとつの色の名として今まで認知されてきたのです。
長い歴史の中で形作られてきたもの、それが文化というものではないでしょうか。

色の名は色の名です。世界中で様々な呼び方があるでしょう。
その中の一つ、日本での色の呼び方の由来が日本固有のものである、大いに結構なことだと思います。

それぞれの国での呼び方の違いを知り、その背景にある文化や歴史に思いを馳せる。それが異文化を学ぶことでは?と思うのですがどうでしょうか。
違いは、あるのです。違いはあれどみな平等だということが大事であって、違いを見て見ぬふりをすることとは違うような気がします。

「差別!差別!」と不用意に差別をでっちあげることが文化を破壊し、差別を助長することに思えてなりません。




しかも、代替の呼び名が「ペールオレンジ」や「うすだいだい」とは…
橙といえばお正月の鏡餅の上に飾るアレですよね。あの色を淡くすると肌色になるんでしょうかね…??

「はだいろ」が日本人(またはアジア人)だけを指すからいけないというなら、「うすはだいろ」と「こいはだいろ」を作って三本セットにすればいいのに。あ、でもそれだとナメック星の人が差別されてしまうからだめか…(´・ω・`)


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