Takekida's log

千里の道も一歩から

土用の丑

2009-07-19 22:26:58 | What`s new ?
今日は土用の丑の日ということでうなぎを食卓に。写真は今日の夕食。
やや鰻がさびしいですが…
丑の日ということで「う」が付く食べ物ならば何でも良いみたいですがコマーシャリズムに乗ってしまいました。
中国産のうなぎが問題になったこともあってか少なくとも自分の回った限りでは国産のものしかおいてませんでした。うなぎといえば浜松というイメージがありますが意外にも鹿児島、愛知、宮崎という順番でした。(鰻の生産量)一方、消費量は三重の津が全国一とのことで大々的に観光資源としてアピールしています。元々は伊勢湾に養殖場があったとのこと。


日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)
飯尾 潤
中央公論新社

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いよいよ衆議院選挙となりそうです。政権交代の可能性も高まり、投票率も上がるのではないかと予測しています。

政治に関しては中学生のときにやったっきりで分かっているようで分かっていないというのが事実。特に歴史的な政党の移り変わりや他国との比較などあまり分かっていないことも多く参考になるのがこの本です。
 2007年読売・吉野作造賞
 2008年サントリー学芸賞をダブル受賞しています。

日本は議院内閣制を採用しており、イギリスなどと同じです。良くリーダーシップに対する比較としてアメリカの大統領制が挙げられますがそもそも大統領制は大統領と議員それぞれを選挙で選ぶわけで2元代表制、一方の議院内閣制は議員を選挙で選びその後で代表を選ぶので一元代表制とのことで本来は議院内閣制の方がより権力が分散しておらず、より権力が内閣と首相に集中するはずの制度であるとのこと。少なくとも欧米での認識はこちら。
それでは日本でなぜ大統領制的なリーダーシップに憧れが出てくるかというと日本が議院内閣制でなく、官僚内閣制であるというのが大きな要因。出てくる政策が政党主導というよりは社会の動向を反映する仕組みが各省庁とそれを束ねる官僚に集中し(省庁代表制)、内閣とは別に政策審議機関など自由民主党が与党として政府・与党の2元体制を作り上げてきたことが特徴として挙げられます。
その風向きが変わったのが小泉内閣の登場。リーダーシップを特徴とした政治手法は議院内閣制の原点に立ち返るもので筆者の主張する方向と一致。
(政策の良否についてはおいておき)
国際的に見ても議院内閣制の確立による権力中心の明確化と透明感のある意思決定手法の確立により機動性を高めることは世界の情勢にすばやく対応できることにつながるものと思われます。そのためにもますます民意集約型であるだけでなく政策を実現できる政党が望まれます。

また大きく動きそうな日本の統治構造。選ぶ自分たちにも大きな責任があるはず。
夏の選挙が楽しみです。

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