Takekida's log

千里の道も一歩から

植物に学ぶ

2013-06-29 20:26:29 | Training
週末は雨も一休みといったところで気持ちの良い天気です。
もうそろそろ朝から暑い季節になりそうです。

植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎


植物の巧妙な生き方にスポットを当てた本です。
人間を含め動物の生態やの構造や生き方には個妙な仕掛けがあり驚かされることが多いですが植物も負けず劣らず生き残るための工夫をしているというのがわかる本です。これを読むと動き回っている動物の方が実は不幸なのではと思えてしまうほど身相応で精一杯な生き方をしているように感じます。
おもなコンテンツとしては
・季節を誤って発芽しないように冬の寒さを感じないと発芽しない
 発芽3条件の適切な温度、水、空気には季節という項目も追加される
・植物は撫でるなどの外からの刺激に対して茎を太くしたり花を大きくしたりするように作用する(植物ホルモン エチレンの分泌)
・季節をわざと避けて咲くためなるべくライバルとの競争を避けることができて多くの品種が存在
・頂上の葉が食べられても側面から伸びた芽が育つ=頂芽優勢
・花の中でめしべがおしべよりも高くなっている>近親婚を避ける家庭内別居の仕組み
・ただどうしても受粉できない場合は自分で自分の子供を作る仕組みを持つものもいる
 オシロイバナ、ツユクサ等
・さらにつぼみのままで開かずに花の中で受粉させてしまう場合も=閉鎖花
・葉っぱは夜の長さを感じて冬の間を耐えられる芽を作るためのモノサシになっている
・ヒイラギやレモンなどは老化した葉や枝では棘がなくなっていく=自らが食べられて人生を全うしようとする
・葉っぱは枯れ落ちる指令を自ら出して養分を本体に送り切ってから落葉する。
などなどほかにもいろいろあるかと思いますが
あらためて見返してみるとたくましいというのと人生を全うするという生き方には感心させられるばかり、いろいろと高度なことをしているはずの人間の方が不幸に見えてしまいます。
植物と人間とは共生することで地球自体も成り立っているというのは紛れもない事実。こんごともベランダでの植物栽培など自分なりの共生の道を探っていきたいと思います。
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2 Comments

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まっつん (ミツバチ)
2013-06-30 19:34:46
うちはネギの夏の植え替えがまもなく始まります。

植物とは離れてしまいますが、写真のミツバチが、天敵のオオスズメバチを殺すために熱球をつくる映像をテレビで見ました。ミツバチは48℃まで耐えられるけど、オオスズメバチが46℃までしか耐えられないので、ミツバチが何匹も取り囲んで羽の摩擦熱で殺すのです。生きるために発生する知恵は動物でも植物でも、すごいレベルなんだなと感じました。
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Unknown (たけきだ)
2013-07-05 23:47:18
植物と暮らすというのはいいですね。

ミツバチの話知りませんでした。壮絶な話ですね。生きるための知恵というのは本当に感心させられることが多いです。特に人間以外はいつ命が立たれてもおかしくない状況でいきているわけでなおさらかと。
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