生まれが9割の世界をどう生きるか 遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋 (SB新書) 安藤 寿康 (著)
以前読んだ頭の出来を決めるのは遺伝か環境か - Takekida's log とは異なった視点で書かれた遺伝の影響の本、2021年の流行語に親ガチャというのがありましたが遺伝の影響というのを分析、良く聞かれるような才能は遺伝なのかどうなのかといったQ&Aに応えた章が続く形式の本です。 結論から言ってしまうと遺伝の影響は無視できず環境はよほどの状況でなければ影響が小さくなることが示されてます。 一方で遺伝の法則的には優秀な人同士から必ずしも優秀な人が生まれるわけでないという事実もあるので才能もシャッフルされているのかなとは個人的には思いました。逆に言えば多少環境悪くとも自力のある人は上に登っていくし、環境が良くてもつぶれてしまう人もいるわけでその環境を生かせる能力かどうかはその人次第ということなのでしょう。この本でもやや環境寄りになる部分もところどころあり、遺伝率も100%ではなくあくまで統計的な話でもあるので例外が発現する可能性というのも十分ありうること。あくまでマクロな論議出るという理解は必要と思います。(さすがに容姿や身長などは遺伝であること疑いない人多いでしょうが) これだけを信じてしまうと生まれた時にある程度決まっていることがあると思うのかもですがそれをネガティブにとらえるのでなく逆にその持って生まれたもの=素質を理解して適材適所でうまく立ち回るということが必要なのだと思います。
●遺伝とはトランプや麻雀などで最初に配られた手札のようなもの
●身長や体重の遺伝率は約90%、パーソナリティは約50%、
●身長や体重の遺伝率は約90%、パーソナリティは約50%、
精神障害は約80%、物質依存は約50%、知能は約50%
●本人がやりたいと感じることは才能の発現=追及させるべき
●才能のある人の3条件 1特定の領域にフィットしている 2学習曲線が急上昇カーブを描く 3学習ができる十分は環境が与えられている
●子どもの知能や学力に効果がありそうな要因
●本人がやりたいと感じることは才能の発現=追及させるべき
●才能のある人の3条件 1特定の領域にフィットしている 2学習曲線が急上昇カーブを描く 3学習ができる十分は環境が与えられている
●子どもの知能や学力に効果がありそうな要因
1静かで落ち着いた雰囲気の中での規則正しい生活
2本の読み聞かせ
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