ムーアの法則「後」の世界の予測の講演です。 消費電力と計算能力=エネルギー効率のトレードオフの観点、そして自分がかかわる分野としても(1)のデータ移動を限りなく減らせるようなデバイスが求められそうです。予測の中には長期的にはCMOS代替技術が必要との提言もありました。ただ現時点でSRAM,DRAMはそれなりの位置にいるのでこれらと下位階層つなぐメモリというのは簡単ではなさそうですが。
●3つの提言
(1)メモリ階層を考え直し、ソフトウェアにデータローヤリティーが認識できるようにして、(最もエネルギーを消費する)データ移動を減らす。(2)プログラムの生産性のために導入した機構(命令レベル並列実行、仮想メモリなど)の必要性を見直し、マイクロアーキテクチャを簡素化する。(3)エンドユーザにどのような価値を提供しているかを明確にし、価値を倍増するバランスの取れたアーキテクチャを作り上げる。
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