名古屋市博物館で開催されていた水木しげるの百鬼夜行展へ行ってきました。単なる作品展では無く、水木さんが妖怪に取り組むようになったきっかけやその作品の創出に至った経緯まで掘り下げたもので去年に東京で開催されていたものです。お化け全般から幽霊と神様を除かれた集合が妖怪だそうで…教訓的な物で生み出されたものや伝説を深化させたようなものから発想の背景を想像してみる楽しみがあります。水木さんが妖怪に取り組んだきっかけとして鳥取、境港で生まれ育った時に聞かされた妖怪話が起点になったようですがそれにしても徴兵の経験やラバウルで半死に一生を得た経験など壮絶な人生。妖怪含めた引き出しの深さは経験によるものもあるのかとは思います。またマイペースで戦争でも現地の人と仲良くなってしまう特徴など人柄の良さを不思議と感じさせるものがあります。妖怪のネタはオリジナルなものもありますが神田の古本屋で仕入れた資料を勉強しながら取り入れていったところも相当ありとのことで研究熱心でもあったようです。 妖怪の上京した際の住居地が東京都調布市で同郷ということもあって勝手に親近感を抱いていましたが改めて子供の時に接したゲゲゲ鬼太郎シリーズが懐かしく思い出されました。妖怪は子供にも根強い人気を誇っていて低学年向けの読み物は妖怪やおばけが数多く登場するので今回紹介されていた中でも結構、子供も知っていましたので漫画、アニメそのものを知らずしても楽しめる内容かと思います。
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