これでも原発再稼働か
小泉元首相が原発「０」を訴えている。
街中で賛否を取るとなんと７０％近い人が小泉氏の考え方に賛同している。
原発０にすればいろいろ問題はあるということは国民は分かっている。
その問題点より原発を稼働する方がはるかに問題が大きいということも
国民は分かっている、と云うことだ。
阿部首相は国民の声を聞くというのであれば答えははっきりしているではないか。
原発事故処理国費投入＝加害者（東電）支援救済
被災した町のトップの方が「東電は加害者」と云っているのに
その加害者を政府は支援救済するという。
こんなことってあるの。
あっていい筈がない。
国民から吸い上げた税金を加害者に貢ぐとはどういうことか。
加害者が電力料金を請求できるのか。
事故責任を明確にし、その当事者が責任を被って、なおどうにもならんから
税金を使わしてくれと云うのら話は分かるが。
釈然としないことばかりだ。
国費ムダ ４９０７億円
会計検査院が２０１２年度の国費の使い道を調べた結果を阿部首相に提出した数字だ。
内容の詳細は省くが阿部首相はこの結果を見てどう受け止めるのだろうか。
会計検査院のムダの指摘はこれまでにも何回も行われているが何時も指摘だけに
終わっているのではないか。
これ等のことについてはこの欄で何回も触れてきたが、今回は国会が会計検査院に
指示したことでもありただ調査しただけに終わらせないよう国民が納得する後始末を
してもらいたい。
少なくともムダ遣いをした省庁は来年度予算に反映させるべきではないか。
そうでもしないと何時までたってもこの種のムダはなくならない。
特定秘密保護法案 なぜそんなに急ぐ。
前回の国会で消化できなかった電力改革などはほっとらかしておいて
今国会で降って湧いたような「特定秘密保護法案」
どうしてそんなに急ぐ必要があるのだろうか。
順番から言えば前回の国会で消化できなかった案件から
審議するのが筋ではないのか。
集団的自衛権にしてもそうだが、
どうもこれらの成立を急ぐ背景にはアメリカとの密約めいてものがあるのでは
ないかと疑いたくなる。
テレビで審議状況が放映されていた。
自民党の重鎮（？）が同じ派の新米の大臣に質問していた。
全く茶番劇だ。時間稼ぎの一つの儀式でないか。
政府は何故急がなくてはならないかをきちっと国民に説明する
必要がある。
東電が経営悪化で除染費用を国が負担、はいいが責任問題はどうなった。
菅長官は東電の経営悪化で復興の遅れが懸念されるから費用を国費で払うという。
こんなバカなことがあろうか。
国費で払うことを決める前に、
１ いったいこの事故の原因・責任問題はどうなったのか。
２ 東電のコスト削減は徹底しているのか。
３ 日本の原発は将来どういう方向に持っていくのか。
等々肝心の問題は何ら解決示唆しないでおいて、ただ経営が悪化しているから
肩代わりするではいかがなものか。
東電を潰すと株主や銀行などに大きな影響を与えることも頭にあってのことかもしれないが、
あまりにも東電あるいは大企業贔屓過ぎはしないか。