@hyacinth_haru 風信子様おはようございます。今週は寒くなるとのこと,こころなしか風もひんやりします。どうぞ体調にお気をつけください。
@yuzutacca 様、おはようございます。いつもありがとうございます。玄関まで行くと冷えていますね。お天気は晴れが続く様ですが…。食あたり流行ってるとのこと、お腹の冷えも良くないでしょう。お気をつけくださいね。
@cp_archery おはようございます。さ湯、花粉症緩和の補中益気湯、青汁と飲み終わり、今は珈琲と甘い物を楽しんでいます。10時頃から朝ご飯です。グラノーラを豆乳でふやかしカスピ海ヨーグルトにバナナとブルベリージャムをトッピング。その後、チーズトースト。
1996年に、さる編集者と取材という名目で滞在。タダで泊めてもらって食事もごちそうになった挙げ句、そこで得た知見をもとに社会精神医学会で一般演題「マインド・コントロールと解離」として発表した不届き者が私です。
ひさびさに調べてみたらWikipedia「幸福会ヤマギシ会」の記述の充実ぶりがハンパない。なんと僕の学会発表にまで言及がある。「神秘体験」か「変性意識体験」かで小田晋先生にツッコまれたのも懐かしい思い出。米本さんの本からの引用?
鶴見俊輔、渡辺一衛、本多勝一、小田実、見田宗介、島田裕巳、杉本厚夫、奥地圭子(!)など、いろんな人が参加している。絶賛から懐疑派までさまざま。一級文化人がはまった点はオウムと良く似て見える。ちなみに文化人とはテレビに出る人のこと也(ゴダール)。
しかしまあ、あの村でご馳走になった鶏卵や鶏肉の美味だったこと忘れられない。大理石の豪華な浴場、倉庫にはあふれんばかりの生活用品、駐車場にずらりと並ぶ高級車は、申請すれば誰でも好きな車種を選んで使用できる由。
確かヤマギシって社宅に移動販売車が来てたのよね。卵、酵母パン、牛乳などを買ってた。生コウヤドーフってのがお気に入りだったわ。「ねえ。一緒に体験会に参加してみない」って社宅の友達に誘われたけど、車はシェアできても衣類をシェアするなんて嫌だし断った。30年前の話。
ところで、僕自身はカルトを次のように定義している。それは「カネのかかる信仰」であり、言い換えるなら、奉仕活動と集金システムによって幹部クラス以上に富や利権が集中するような信仰のこと。
ヤマギシはカルト。なぜなら「参画」時に全財産没収が条件で、脱会時に返還されないから。「特講」はあきらかに洗脳。所有欲の否定は立派な教義でしょう。ニワトリの社会を理想とするから、あれは「ニワトリ憑き」集団だと断じたひとがいておかしかった。憑依も解離だからあながちデタラメではない。
米本和広『カルトの子』によれば、エホバ、オウム、統一教会、ヤマギシ、みな児童虐待集団。カルトがやたらと学校を作りたがるのは子どもに汚れた外部の社会と接点を持たせたくないため。
1998年、ヤマギシ学園の計画書が提出され、三重県は異例の実態調査に乗り出した。407人のヤマギシの小・中学生を対象に、アンケート形式の調査を行ったところ、世話係に暴行を受けたとする回答が80%以上、また逃げ出したいと思ったことがあるものが、やはり80%以上を占めていた。
子供たちが記した暴行の内容。平手打ち、往復ビンタ、足蹴にする、鼻血が出るまで殴る、壁に頭を叩きつける、体を持ち上げて床に投げおろす、棒で叩く、食事を抜かれる、バットで尻を叩く、プロレス技をかける、コンクリート張りの部屋に監禁する、裸のまま屋外に放置される、などなど。
ヤマギシの取材から学んだこと。我執や自己愛の性急な“切除”は人間を壊す。解離状態は時に「覚醒」と感じられ、周囲の人を「いとおしい」とすら感じさせる。カルトは子どもを人間扱いしないので必然的に虐待が起きる。その他いろいろ。
リー氏は日本以上に資源のない小国を、国際競争力世界第2位、一人当たりのGDP世界第8位という経済大国に押し上げた功労者。経済的発展を最優先すべく独裁的な統治システムを作ったが、汚職は厳罰で徹底排除、「絶対権力」の腐敗を防いだ。識者から批判されてもあんがい民衆の支持は厚かった。
政治は人民行動党の一党独裁(ゲリマンダーやら選挙妨害やらかなり露骨)で、報道の自由度ランキング157位はロシアとリビアの間。政府批判には投獄や国外追放などもあり。この制度あってのあのすさまじい経済効率。「ある種の政治家」にとっては夢の国。
こういう「開発独裁」はかつての台湾や韓国、あるいはフィリピンのマルコス政権、インドネシアのスハルト政権などが典型だけど、台湾や韓国は民主化運動で独裁政権が倒され、マルコスやスハルトは腐敗によって崩壊。唯一シンガポールだけが「理想的な開発独裁」を実現できた。
安部総理の夢はまさにこれだろうけど、あの腐敗体質では無理。いやそもそもヤンキーに独裁は無理。天皇と神道が大好きで、すぐ絆とか夢とか言い出すから。でも無理で良かった。ヤンキーの「中庸体質」にはいいところもある。僕だってヤンキーdisばかりがしたいわけじゃないのです。
そういえば、友人の友人の主査(当時)が出先機関を視察した際、当該出先機関の課長に業務の繁忙度を質問したところ、深刻そうな顔で「部下に週2回は19時まで残業させていて大変です。」と説明されて、そうかこれが世間様の言う公務員の世界か…!と新大陸を発見したような思いがしたらしい。