百笑館・但熊・素晴らしき農業

農産物直売所 卵かけごはんの店

畦畔の草刈

2007-07-18 18:59:38 | 百笑館
この間から雨がよく降るし、他の仕事よりも良く伸びた畦畔の草刈です。
早朝ゴルフならぬ草刈も2週間位になります。(途中2日は雨で休み)

日中も時間があれば、息子と草刈です。
写真の正面の大きな畦畔2段を2人で今日刈りました。
いざかるとなるとこの畦畔はおおきですよ。
1面5m×95m  大きさはちがいますが横が2面と奥1面

農業は草との戦いの部分があります。稲はなかなか大きくならないのに
畦畔の草は直ぐに大きくなるとよく言われますが、そんなことはありません。
人間の欲なんです。稲は早く大きくなって欲しいし、草はいらないから
そう思えるのです。

昔は畦草も牛の草に重宝してましたので、伸びるのが遅かったのに
今は邪魔者だから、伸びるのが早いんです。

綺麗に刈れた畦畔を後で見ると、少しオーバーな表現をすると感動します。
でもこれは、汗を流して刈った者だけが味わう感動です。

以前ハウスで苺を5年位作っていました。
その時、地元の男性と都会の女性のいわばお見合いみたいな感じで、交流会
をするので、「苺狩りをさせて貰えないか」との問い合わせがありました。

即断りました。苺の苗作り・定植・葉かき等 苺の世話をしてからの苺狩り
なら喜んで提供しますが、苺を採るだけなんてお遊びで感動もなにのないから

中学生が6月にトライヤルウイークで5日間やってきました。
その生徒にハウスの中の片づけをして貰いました。
今この作業をしなければ、12月に美味しい苺は出来ないよ。
12月に苺が出来たら、君たちの家に必ずとどけるから。
暑いのに2人の生徒は一所懸命片づけ作業をしました。

12月の雪の降った日だったと思います。
2人のおうちに苺を届けました。後で礼状が来ました。
「何気なく食べてる物にも、いろいろ苦労の末に出来るのが分かりました。
こんなに美味しい苺は生まれて初めて食べました。」

汗の量と感動の大きさは比例していると思います。
コメント (2)
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