スキーでのターンの際によく「前掲して!」と教えられますが、ターン中の前傾は「わざとでなく、自然にそうなるもの」だと先シーズン気づきました。
本日はそのあたりを解説させていただきます。特に中級スキーヤーの方の参考になりましたら幸いです。
(出典:「SURF & SNOW」さんサイトより引用)
1.前傾の意識とイメージは確かに大事
スキー滑走中はスピードに遅れないよう次の2つの意識とイメージを持つことは確かに大事です。
①足首の角度が緩まないように
ターン始動時に伸び上がって足首が緩みがちなので、常に足首の角度(緊張)が緩まないよう意識することは大事です。板による雪面への圧をキープするためです。
②上半身が起きないように
上半身も起きてしまいがちなので、背中と脛の角度の平行感が保てるように胸で板のトップを押すイメージで滑ることも大事です。また、滑走中、常に両肘が体より前にあるようにすることも有効です。
2.ただ、前傾は本来「わざとでなく、自然にそうなるもの」です
自身も以前、腰高の滑走姿勢でよく「棒立ち」と言われ、わざと前屈みで滑ってみましたがほとんど変わりませんでした。
ターンでの前傾は滑走スピードと雪面抵抗から自然と生まれる姿勢なのです。イメージ通りのラインで回ろうとするとエッジングが強まり(or 強め)、自然と前傾姿勢になるのです。
(出典:「SURF & SNOW」さんサイトより引用)
先々シーズン、スキー場パトロールの厳しい先輩に「棒立ちを直すにはどうすればいいですか?」と質問したところ、「直すとかでなく、勝手にそうなるもんなんだよ!」と言われました。
上手いだけあって、今思うとさすがの一言です。
わざとでなく、自然にそうなるもの。
スキーの奥義ですね。
スキーとボードを両方やられた方は大体スキーの方が奥深いと話されます。