本日は、前半に続き、2つのスキーへの恐怖感が拭えた後、中級者(なんとなくパラレルターンらしき滑りが出来る状態)へ上達するポイントを実体験に基づきご紹介させていただきます。
この段階をクリアすると、ある程度自分で滑りをコントロールすることができ、景色等回りを観る余裕が出たり風を感じたり、スキーがより楽しくなってきます。少しでもお役に立てれば幸いです。
【初心者から中級者段階への上達ポイント】
①シュテムターンの練習
スキーはボーゲン(ハの字)からいきなりパラレルターンが出来るようにはなりません。パラレルターンはシュテムターンの延長線だと思います。
→(解決方法)斜度10~15度の中斜面でシュテムターンを繰り返し練習しましょう。シュテムターンとはボーゲンで曲がっている途中で谷側にあるスキー板を山側にあるスキー板に引き寄せる操作をする曲がり方です。
こちらも体の向きや腕の位置はあまり気にせず、とにかく先ず脚で板を引き寄せることに集中しましょう。無理やりでも練習を3~5日間繰り返すと何回かに1回か出来るようになってきます。
練習コースは知っている範囲では、八千穂高原スキー場(第4ゲレンデ、平均斜度10度)、湯の丸スキー場(第5ゲレンデ、平均斜度12度)がお勧めです。
八千穂高原スキー場(第4ゲレンデ)
(出典:「八千穂高原スキー場」さんサイトより引用)
そして、この段階では前後の重心が遅れると(のけ反ると)引き寄せがし難くなることに気づきます。そこで次の方法に移ります。
②のけ反り防止の方法
初心者から中級者に近づくと、滑るコースの斜度が増し、またボーゲンよりシュテムターンの方が速度が出るので、のけ反り(後傾)の状態が生じてきます。のけ反ってしまうとスキー操作が思うようにいかなくなり、少々派手な転倒もあり、恐怖感が再来します。
(出典:「SURF&SNOW」さんサイトより引用)
→(解決方法)のけ反り防止のポイントは「両腕を意識して思い切り前に出す(伸ばす)」、「その時に両腕で大きなボールや風船を抱えるイメージを持つ」、「両脚の腿を立てる」の3つです。
これらの動作によりのけ反りが防止でき、スキー板を引き寄せ易くなります。そして何回も反復している内に段々とそれ程引き寄せを意識しなくても曲がっている途中で自然と両足(板)が寄ってくるようになります。
後は更に反復し、体が覚えるようになれば、再来した恐怖感も解消され中級者への到達となります。
スキーは日常では味わえない解放感や滑走感を感じることができ、自然を満喫することもできます。晴天のスキー場は白い雪、青い空、近隣の山々に囲まれた異空間に変わります。是非、来シーズン楽しんでください。(ただ、くれぐれも小生のような過信には注意しましょう!)
今日もアクセスいただき、ありがとうございました。
そもそもですが、腰の高さと上体の基本姿勢のイメージはどんな感じでしょうか。今度ぜひ、教えてほしいです。
このシリーズは身近なテーマなので参考になります。またよろしくお願いします。
なかなかできないものです。感服。