いつもコブ(不整地)の記事が多いですが、本日はスキー初心者から中級者へ上達する実体験に基づいた秘訣をご紹介させていただきます。上達のポイントは「恐怖感」の払拭にあります。
来シーズン、スキーを始めたい方や初心者から更に上達したい方のお役に立てれば幸いです。
小生は大学1年の時に初めてスキーを体験しました。大学時代は1シーズン20日前後の滑走日数でした。初めて行ったスキー場は白馬乗鞍スキー場です。
大学卒業後も25歳位迄スキーを続け、その後数年ブランクがあり、30歳前半にあるDVDを観た後に再開しそれ以来コブに熱中して今日に至っております。
初めてスキーに行った「白馬乗鞍温泉スキー場」です。こちらの若栗中央ゲレンデをボーゲンで朝から夕方まで何度も滑りました。
(出典:「HAKUBA ALPS HOTEL」さんサイトより引用)
【初心者段階の上達ポイント】
①転んでも「痛くない・怪我しない!」安心感を実感する。
初心者は初めて硬いスキーブーツを履いて長いスキー板に乗り、今まで味わったことのない違和感を感じます。そしてそれが恐怖感につながります。
→(解決方法)先ず、リフトには乗らず平らな雪上で歩いたり、横に動いたりしてブーツや板に慣れましょう。(1時間程度)慣れてきたら、リフトに乗り、斜度10度以下の緩斜面に立ち・滑り、転び、それでも「痛くない・怪我しない!」ことを実感しましょう。
スピードが出ていないので転んでも怪我に至ることは少ないと思います。(その代り超緩斜面を選んでください。)1日滑ると最初の恐怖感は拭われてくるでしょう!
知っている範囲では、アサマ2000パークスキー場(STAGE1、斜度7度)、軽井沢スノーパーク(エッグコース下部、斜度8度、スノーエスカレーター有)がお勧めです。
なお、初めてリフトに乗るときも怖いと思いますが、係員さんがリフトの速度を落としたり、補助してくれたりしますので、安心してください。後ろのスキーヤーやボーダーも皆温かい目で応援してくれています。
アサマ2000パークスキー場(STAGE1)
(出典:「ASAMA2000パークスキー場」さんサイトより引用)
軽井沢スノーパーク(エッグコース下部)
(出典:「軽井沢スノーパーク」さんサイトより引用)
②「曲がれる・止まれる!」という安心感を実感する。
次に来る恐怖は「曲がれない・止まれない」ため暴走して何かにぶつからないか、コース外の崖に落ちやしないかという恐怖感です。
→(解決方法)ボーゲン(ハの字)で左右の板に重心をかけ、曲がりたい・止まりたいときに曲がれる・止まれるように何回も滑りましょう。この時も斜度10度以下の緩斜面がよいです。
体の向きや腕の位置は気にしないで、上半身を左右に倒したり、脚を踏ん張っても全然OKです。とにかく左右の重心移動により曲がれる・止まれることを実感します。
止まるは曲がるの延長線です。曲がってから止まるまでの時間も気にしないでOKです。曲がった後にいつか止まれればそれで十分です。2日間繰り返し滑ると第二の恐怖感も拭われてくるでしょう。
この2つの恐怖感が拭えれば、そこから先の上達は早いと思います。
補足ですが、初スキーは天気がよい日を選びましょう。解放感や自然が味わえ、練習へのモチベーションも高まります。また、連泊や2週連続で行くことをお勧めします。体が感覚を覚えている内に反復することが上達の速さにつながります。
初心者から中級者(=なんとなくパラレルターンらしき滑りが出来る状態)への次のステップはシュテムターンの練習とのけぞり防止がポイントとなります。
次回以降ご紹介させていただきます。また、自身がコブに熱中するきっかけとなりましたDVDもご期待いただければ幸いです。
今日は昨晩の雷雨から一転し、晴天です。青い空がきれいです。
図々しいお願いですが、後傾時のリカバリーのコツみたのがあれば教えてほしいです。また、以前スキースクールで、谷へ上体を投げる際の腰のひねりが不足しているといわれておりました。今度、アドバイスいただけると嬉しいです。