~街の電気屋さんの日常~ アトム山口阿知須店 (有)岡村電器

山口県山口市阿知須で、街の電気屋としての日常を少しずつご紹介していきます。街の電気屋さんは、いろんなことします。

春の火災予防

2016年03月21日 | 消防

 

 

春の火災予防運動が、3月1日から3月7日まで 全国一斉に実施されました。

引き続き、3月末まで 予防活動が続きます。

 

この季節は、空気の乾燥により火災が多く発生することから、

各消防署と消防団による「巡回広報」が実施されます。

ここ山口市でも、33分団が実施中です。

 

まあ、具体的には 消防車に乗りマイクを使って担当地区を巡回しながら

火災予防を呼びかけるわけです。

 

消防団員は、全員他に仕事を持っていますので、こうした活動は

集まりやすい休日の日曜日にやることが多いですね。

 

という事で、今日 20日の日曜日に4名で実施しました。

今月は、複数回 実施することになっています。

 

 

 

 

広報活動中は、こんな感じですね。

 

消防車の車内って、あまりなじみが無いと思いますので、

簡単にご説明しましょう。

 

ダッシュボードの上に、白い電話機のようなものがありますが、

これは ポンプ車のインターホンです。

 

このポンプ車の定員は7名で、前席に3名 後席に3名 最後部のデッキ部に1名です。

 

出動する際には、車内の6名は お互いに会話できるので問題ありませんが

デッキ部の座席に座る団員とは、意思疎通が出来ませんよね。

急に発進したりすると、落下したりして危険です。

 

そこで、このインターホンを使って

「出動するから、手すりをしっかり持っておけ!」とか

「ホースカーでホースを延長するから、準備をしておけ!」とか

車内から指示するわけです。なにより1番の目的は、団員の安全確保ですが。

 

ちょっとわかりにくのですが、これの左奥に 携帯用無線が3台あります。

指揮者(現場の指揮を執る責任者)、筒先(放水する最前線)、機関員(ポンプを操作して水を送る係)が

それぞれ1台ずつ持って、連絡しながら活動します。

 

その下の黒い電話機が、デジタル無線です。

 

山口市は、早くからデジタル無線が導入されましたので、

たいへん便利になりました。

 

アナログの時代は、消防署と消防団では 無線の周波数が異なっていたので

現場では、どちらかというと 消防署は消防署・消防団は消防団という感じで、

連携が必要な場合は、伝令が走っていましたが 効率が悪いですよね。

 

現在では、デジタル無線が山口市の全消防団に導入されていますので、

消防団も消防本部、あるいは現場の消防隊とリアルタイムに交信できます。

情報の共有は、大切なことですからね。

 

 

さて 阿知須分団の団員各位、今日一日 お疲れ様でした。

各地の消防団員のみなさんも、平素からの活動 お疲れ様です。

 

また、このブログをご覧の方も 火災は他人事ではありません。 

火の元には 充分気を付けてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

コメント
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