藤井聡太竜王名人はさまざまな最年少記録を更新していますが、順位戦やランキング戦の成績もすごいものがあります。
ランキング戦は6組から2組まで連続昇級・優勝を遂げて決勝トーナメントに進出、2組だった第34期(2021年)竜王戦の決勝トーナメントで挑戦権を獲得、豊島将之竜王(当時)に挑戦し、4勝0敗で竜王を奪取しました。竜王戦史上初でした。
ランキング戦はトーナメント方式ですから一回負ければそこで終了、昇級するためには昇級者決定トーナメントを勝ち抜く必要があります。5年連続優勝はとてつもない事です。
順位戦は各組ともリーグ戦形式で対戦します。対局数はB級2組、C級1組、C級2組はコンピュータ抽選で各組の棋士が10回戦行います。B級1組は総当たりで13回戦(抜け版が1回あるので実質は12回戦)、A級は総当たりで9回戦となります。
藤井聡太名人の成績
2018年C級2組:10勝0敗
2019年C級1組:9勝1敗(頭ハネにより昇級ならず)
2020年C級1組:10勝0敗
2021年B級2組:10勝0敗
2022年B級1組:10勝2敗
2023年A級:7勝2敗(プレイオフで広瀬章人八段に勝ち挑戦者、渡辺明名人(当時)から4勝1敗で奪取)
通算成績:56勝5敗(0.918)
最年少名人になる機会は今年度のみでしたが、見事ものにしました。