イチゴロー’s Memorandum

日々の出来事、雑感や思いついたことの記録です

名人戦と順位戦

2021-11-21 11:17:24 | 日記
藤井聡太竜王が名人になっていませんが、これには理由があります。
名人に挑戦するためには順位戦を勝ち抜かなければなりません。
順位戦にはA〜Cの級があり、B級、C級は1組と2組があります。そこで上位にならないと次の組、級に上がることができません。

C級2組(定員なし)
⇩10戦して上位3名が昇級(全勝者は全員昇級)
C級1組(定員なし)
⇩10戦して上位3名が昇級(全勝者は全員昇級)
B級2組(定員なし)
⇩10戦して上位3名が昇級
B級1組(定員13名)
⇩総当たり12戦で上位2名が昇級、下位3名が降級
A級(定員10名)
⇩総当たり9戦で1位が名人戦挑戦者、下位2名は降級)
名人戦
 2日戦で七番勝負、4勝した方が名人位を獲得

時折A級棋士という言い方を聞くと思いますが、順位戦のA級に所属する棋士です。いわばトップ棋士中のトップ棋士とも言えるのです。
ですから、A級になるまで最短4年、A級で1位になって名人への挑戦ができます。最短でも5年ですね。
藤井聡太竜王はB級1組ですが、C級2組を突破するのに2年かかっています。昇級がほぼ確実な状況ですので、来年度にA級で1位になれば名人に挑戦でき、4勝すれば名人となることができます。
どんなに強くても名人になるのに5年はかかるというお話でした。
なお、B級1組は「鬼の棲み処」とも言われ、毎年5名もの棋士が入れ替わっています。


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