北海道開拓の歴史はヒグマとの戦いと言ってもいいでしょう。
最も有名な事件としては開拓中期の「三毛別羆事件」、日高山系で起きた「福岡大学ワンダーフォーゲル部襲撃事件」です。その他にもいくつもの羆による獣害が起きています。
OSO18は人間を襲ってはいませんが、乳牛などが被害に遭っています。しかし、人間を襲わないという保証はどこにもありません。
かなり狡猾なようで獣害防止のため、張り巡らした電気柵の下の地面を掘って侵入したりもしています。行動や性格もはっきりとはしていません。記事にもあるように羆としては最大級の大きさです。
これからは冬眠のために餌となる獲物を探すことになりますので、凶暴化するかもしれません。
最近は札幌の街中に出没したりしています。私が思うに以前とは羆の性質が変化しているのではないと思っています。
一時は絶滅する可能性があるとも言われたりしていましたが、生息数が増加して山では餌が足りなくなって街に下りている可能性もあります。
※北海道のヒグマ関連情報
追記
三毛別羆事件を扱った書籍を忘れていました。
・吉村昭著「羆嵐」（新潮文庫、電子書籍）
・木村盛武著「慟哭の谷」（文春文庫）（こちらは福岡大学ワンダーフォーゲル部襲撃事件も扱っています）
