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ITもマクロインフラの仲間入りに

三菱商事は社長直轄事業に、ITサービス、新エネルギー、環境・水などを選定した。環境・水とITが同レベルにあるとまではいわないが、それに近づいていくポジションにあるとわかる。ITが、道路や水道のように社会に不可欠になっている証拠だ。

だが、ITはこれらのマクロインフラとはまったくちがった生い立ちをもつ。従来、このようなマクロインフラは政府がコントロールしてきた。これは、このようなビジネスが営利ベースになじまないからだ。儲からないからやらないとか、あるパートしかやらないとか、そういったことは許されない。

ITは政府が主導権をにぎったことは一度もなかった。そして、営利ビジネスにこれほどなじむビジネスもない。世界ITトップ企業の株式時価総額は、大手自動車や大手銀行などを上回る。

ITは、生命に必要不可欠なものではないけれど、おもしろくしてくれるのは確かだ。

水と大気とITと。
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