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トップ商社が熱い視線を注ぐIT市場

2008年5月、三菱商事と投資ファンドRHJインターナショナルは、ITコンサルティング会社シグマクシスを設立し、事業を始めたと発表した。三菱商事は、これに先立つ4月には、野村総研(NRI)と中国におけるITサービス事業でのアライアンスを発表したばかりであった。三菱商事が、IT産業を重点戦略分野と位置づけていることがうかがえる。

世界IT市場は、拡大基調が続いている。米ITリサーチ会社ガートナーによると、2008年における世界のIT支出は、前年比8%増になる見通しである。2009年以降も、市場の成長率はゆるやかになるものの拡大を続けると予測している。

マーケットサイズ、市場の成長率などIT市場は魅力的な産業である。これは、商社の投資案件に対する厳しい審査プロセスをクリアしたことからも裏付けられる。

ITコンサルティング会社シグマクシスは、5年後に従業員2,000人で売上げ400億を目指す。これは、現在のIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)とほぼ同じ業容である。そして、奇しくもシグマクシスのCEOは、元IBMビジネスコンサルティングサービス社長の倉重氏であった。
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