建築設計者の日々是好日

建築家として感謝をもって生きる日々の記録

開かれた学校

2016年07月20日 | 活動
先日、大学時代の教科書で「開かれた学校」を見直す機会があった
この本の主題は、建築計画上の学校建築の方向性を提案しているものだが、子供の教育手法や方針、学校という機能が地域にも開かれていることが大切だということが述べられている

今年4月から私の母校が地域協働学校に指定された
その協議会では、学校教育の枠を超えた地域との協働による教育の充実を検討している
学校からは、昨年の準備校段階から2015年度に文部科学省が打ち出した「OECDにおけるキーコンピテンシー」取得に関する教育方針が示されている

キーコンピテンシーは3つのカテゴリーがあり、
 社会、文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力
 多様なグループにおける人間関係形成能力
 自律的に行動する能力
の習得を目標にしている

「開かれた学校」では、
 一斉学習から一人一人の子供の進度に応じた学習
 自主的に勉強してゆく能力、責任を持って意思決定できる能力
 教師は教える側から助ける側へ
 運営に保護者の参加
などが掲げられており、45年ほど前にすでに文科省の目標とするOECDの基準を先取りしていたことがわかる

『歴史は繰り返す』ではいつまでも発展はない
今度こそ、先達の提案してきた新しい教育を実践することが求められる
そして、その継続性が問われることになる
我々委員は、その仕組みづくりのサポートをすることが大切だと考えている

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