今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・どのようなビジネスも人を傷つける。仕事で結果を出すということは、誰かを傷つけているということである。市場が伸びたとしても、それは他の市場からお金を奪っている。
・現実的にはきちんと利益を上げなければならない。「社会に叩かれない範囲で、ギリギリまで儲かることをやる必要がある。
・私たちは、存在しているだけで誰かを傷つけているので、ある程度良い意味で目をつぶって、前に進み続けなければならない。
・競争し合ったりシェアを奪い合ったりすることが悪ではない。その奪い合いや競争があることで生産性は向上して、私たちは豊かな生活ができる社会を実現している。同時に、勝った人と負けた人が生まれ続けていることも事実である。
・仕事をする以上は勝たなければならない。それは誰かを傷つける覚悟を持つということである。誰かを傷つけるために仕事をするわけではない。結果として、誰かを傷つけることになってしまうことを覚悟してやるということである。
・現実的には、価値観が異なる人や競争する人、利害が対立する人もいるが、自分と利益相反関係にある人を排除してはいけない。悪く言ったり、敵を作ったりしない。ライバルであっても敵ではない。敵を作らないというライバル思考が本当に大事な時代になっている。「敵を作らないこと」「ライバルをライバルと見なすこと」「悪く言わないこと」が大事である。
・いちばん大事なことは、対話をすることである。自分の価値観や正義を押しつけるのではなく、相手の考えを理解しようとして対話を続けることである。
・さまざまな価値観が同時並行的に共存している時代の中で、なにが正しいかどうかという価値観だけでは生き残っていけない。
・敵を作らずにライバルを作っていくことが、これからの時代に求められる考え方である。
<参考>
選択的共同体主義(Selective Communitarianism)
個人が複数の共同体に属しつつ、自分の価値観や目標に合った共同体を選びながら生活するという考え方を指す。この概念は、従来の共同体主義(地域や家族、文化的な共同体を強く重視する思想)と個人主義の中間に位置するアプローチである。現代社会における柔軟な共同体の在り方を提案する考え方であり、個人が自分の価値観や生活に合った共同体を選び、複数のつながりを持ちながら生活することで、自己実現と社会的つながりのバランスを取ることを目指す。一方で、共同体への責任感や深い結びつきの減少といった課題が伴う。