I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

【Last Letter-10】名前

2022-01-30 21:40:41 | 【Last Letter】

きみの名前を考えるときには3つの視点から考えた。

 

1つめは音の響き。

苗字との組み合わせや、僕の名前との比較、

親戚に多い名前の響きにはしないようにとか、

あとは英語で表記したときの音も、意味を見ながら考えた。

音の感覚を大事に、いくつか検討した。

 

2つ目は名前に込める意味。

こうなって欲しい、という願いを込めた名前もいくつか考えた。

僕とママの場合は、将来、人生という航海に出たときに、

しっかり前を向いて生きていって欲しい、他の人の羅針盤になるような、

力強さと強い意志をもった人になって欲しいと思い、

そんな意味をいろいろなものからオマージュして名前を考えました。

 

3つ目は漢字の画数。

いろいろ検討した名前の画数を数え、

良い画数で収まるように音が同じ他の感じを当てはめてみたり、

その当てはめた漢字の意味を再確認してみたり。

 

そんなプロセスを経て、君の今の名前になりましたよ。

将来きみも子供を持つことになったなら、どんな名前になるのかな。

日本人と結婚するかどうかもわからないし、10年後お互い、

どこに住んでいるかもわからない。

 

予測のつかない将来ほど楽しいことはない。

 

I. Takashi


【Last Letter-9】留学

2022-01-30 10:39:18 | 【Last Letter】

留学というのは、自分のことを知っている人が全然いないところで生活することは旅に似ている。

旅と違うところは長い時間定住することと、最終目標を持った人たちが一堂に介しているというところにある。

 

僕は最初に留学したときには英語を全然話せなくて本当に苦労したけど、

そういうことも人生の長い過程においてはすごく楽しいことのように振り返ることができる。

 

苦労は買ってでもしろ、という言葉もあるけど、

君がインターナショナルスクールに行っていることは、

実は多大なる苦労の始まりでもある。

 

日々英語が交流し、日本人コミュニティへの関わり合いが薄いことで、

入ってくる情報は英語圏の情報。それをダイレクトに受け取っている。

 

将来の仕事ややりたいことはまだ定まっていないと思うけど、

将来出ていくきみの市場は、海を超えた大きな英語圏になる。

アジア圏においても国際標準は英語だし、

人口増加や富裕層の比率がどんどん上がってきている中で、

日本人として日本に生まれて、何ができるのか大きく悩むことになるかもしれない。

 

その準備としても、長く育った地を離れて、一人で暮らす体験をするには留学は最適だ。

そんな機会を持ってもらえるよう、僕が日々頑張っているんだよ。

 

自分で考えて、自分の行動に責任を持つ。

そして世界はあたたかいことを知る。感動に触れる。

特に海外では、仕事よりも自分の生活が大事であることを体験する。

そんなことは実は当たり前なんだけど、海外一人暮らしでは身に染みる。

 

あたたかく、人間味に溢れる人に育って欲しいと思っています。

勉強ができるできない、出世するしないは君に任せる!

 

I. Takashi