シェルティー ラン吉

拙者シェルティーラン吉でござる ラン吉のランは「団らん」のラン 一度しかない今日もろもろをラン吉ママがしたためまする

ラン吉 誕生ものがたり~ その23

2011-01-19 00:07:24 | ラン吉誕生ものがたり~
ある朝、ぼくとママが散歩していると、
イヌと一緒にやって来たヒトが、ぼくを見るなり近寄ってきて
「ああ~ リリーちゃんの子どもね~ リリーちゃんにそっくりね~」と
ぼくをなでてくれた

ぼくを見つけるなり、いきなり名前を聞いてきたヒトもいた

ママが「ランです」と答えると、
「まあ~、お母さんイヌと同じように、お花の名前なのね~」
なんて言われたこともあった

年に数回しか公園に来ないというヒトは、こんなことを言った

「何ヶ月も前の話だけど、
黒い子犬の兄弟が、何頭もカートに乗せてもらって遊びにきていたわ
あのパピーちゃん達は、どうしたかしら

ここぞとばかりにママ 「この子は、そのなかの一頭ですよ


そのヒトは、「ええ~ そうなの~ まあまあ、こんなに大きくなったのね~
あの時の赤ちゃんイヌがね~」とウルウルと感激していた

ママは最初はびっくりしていたけれど、
何回もこういうことがたび重なり、ようやく納得しました

公園では、ランのほうが先輩だ

だってさ、ママ、考えてもみてよ

ぼくがまだ「ちょうなんぺ」って呼ばれていたあの頃から
この公園は、ぼくの遊び場だったんだよ

その頃からぼくのことを知っていて声をかけてくれるヒトがいたからといって、
不思議なことはなにもないじゃないか

公園では、ぼくのほうがパパよりもママよりも、先にお友だちをつくっていたんだからね

こんなふうにして、パパママを引っぱりだし、
無事に公園デビューをさせたのは、ぼくの方ってわけ

気がつくと、新しいお友だちも増えて、
ぼくにとって、お山は、なくてはならないコミュニティーサロンです


つづく

とうとうおしまい やっとおしまい  次回は最終回

(写真は、東京湾アクアラインの海ほたるから見た、新春の富士山)

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2 Comments

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Unknown (銀パパ&ママ)
2011-01-19 23:53:29
毎回楽しく読ませていただいています。
ランちゃんの気持ちをこれほどまでに理解され表現することが出来るのは、「我輩は…」の夏目漱石かランパパ・ママだけではないか、といつも感心し、最近では感動さえ覚えております。
それが次回で終了とは、なんと寂しいことでしょうか。
最後を楽しみにそして心して読ませていただきます。
(実は、まだ続いたりしません?)
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銀パパ&ママさんへ (ラン♪ママ)
2011-01-20 23:11:59
コメントありがとうございます。

あたたかいお言葉をかけて頂きましたが、まったくお恥ずかしいことで、穴があったら入りたい気持ちです。

ランパパからは、連日の苦言
1 話をひっぱりすぎ
2 感情移入しすぎ
3 ひとり台詞が長すぎ
(「渡る世間はばかり」じゃあるまいし)

もうすぐ終わりますので、お許しのほど。。。。。







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