大震災の被災地~福島県相馬市の「農人ナベさん」より、おたよりが届いています。 一部を転載します。
2012年の1月も、はや残り数日となりました。
被災地・福島では、最低気温がマイナスの日が続いています。雪のふる日がおおく、例年にない厳しい寒さです。
大震災と原発事故で、15万7千人をこえる福島県民が、避難生活をおくりながら新年をむかえたそうです。
県内に避難している約9万6千人のうち、借り上げ住宅や公営住宅に約6万5千人、仮設住宅に約3万1千人が暮らしています。
県外への避難者は約6万2千人で、避難先は46都道府県すべてにおよびます。
福島県内の避難者は全県民の7.9%にあたり、避難区域からの避難者だけでなく、自主避難をつづけている県民もおおくいます。
夫が福島にのこって働き、妻子は県外に避難しているという家族もおおいそうです。
いつ住みなれた家にもどれるのか、見通しのつかない中で、避難者の方々は毎日をおくっています。
ラン吉パパ ― 大地震だって、原発事故だって、いつどこで起きても不思議ではない。明日は我が身なんだよ。
ラン吉ママ ― 農人ナベさん、おたよりありがとうございました。寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。