「子どもたちは、大人が思っているより、強いんですよ。」
市川先生が言いました。
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少し間が開きましたが、寒稽古の様子、第2弾です。
〔1/27写真追加しました〕
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さぁ、11時30分を回って、「外へ出るぞ!」と先生の声。
気合いを入れた子どもたちは、にこやかに?あるいは
緊張しながら階段を下りて玄関へ。
いや、準備ができた人からすごい勢いで玄関を飛び出して
グラウンドへ向かいます。
上半身の道着を脱ぎ、寒風の中を走っていく市川先生、
そしてそれに続く男の子たちも。
例年は、まず大きくグラウンドを2周走るのですが、
今年は雪が多すぎて走れる状態にはありません。
何しろ、この日の雪は年末からの積雪で大人の膝の上
くらいまであるほど。
長靴履いていても足がズボッズボッと埋まります。
よっこらしょうっと足を持ち上げていかないと進めないほど。
「まず踏んで固めるぞ!」市川先生のかけ声で、
比較的小さめの輪を作り、ぐるぐる歩いて雪を踏みしめます。
子どもたちは、保育園児以外裸足。
突き刺さる痛さ、冷たさのはずですが、「いてぇ~」と言いつつ
笑っている男の子たち。強いんですねぇ。
何周かして踏み固めるといよいよ雪の上で円陣を組んで
かけ声がかかり、突きを繰り出します。
一体、何本の突きを繰り出したことでしょう。
みんなの気合いとボルテージが上がってくると、
市川先生は足下のバケツに用意された水をかぶります。
みんな一層気合いが入り、一つ一つの突きに力がこもります。
こうして、雪の上での寒稽古は終わりました。
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雪上での厳しい寒稽古を終えて、コミュニティセンターの
中に戻ります。
バケツのお湯で足を温めています。
暖かい室内に戻り、この後は恒例の親睦会。
雪の中で冷え切った体には、あったかくて嬉しい
父母会の皆さ手作りの豚汁が待っていました。
朝からいいにおいがしていたんですよ。
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それでは、寒稽古の感想をインタビューしました。
川上:寒稽古お疲れ様でした。まず感想を。
拓海さん: 今年はツルツルしませんでした。
川:え?ツルツル?あ、それは足のこと。
拓:そうそう、足。美肌効果がさぁ、
川: そういえば、去年そう言ってましたね。(過去ログ参照)
今年の雪は、去年の雪みたいなジャリジャリじゃなくって
粉雪だからかな。
駿さん: なんと言っても、陸叶(さんが)最強!MVPだな!
川: そうだね。初めての寒稽古で、上半身道着を脱いだのは、
陸叶さんが初めてなのかな?どうでしたか、陸叶さん。
陸叶さん: よゆう!
川:すごいね~~。
ところで、1年生・涼平さん、寒稽古の感想は。
涼平さん: (唇をカタカタ言わせながら) ツルツルしてた。雪が。
川: そうでしたか。雪が多くて、大変だったよね。
5年生の佳希さん、どうでしたか。
佳希さん: 騎馬立ちがきつかった。
川: 確かに、あの体勢で何本も突きをしたりするのは、しんどいんだろうね。
佳: 外より中の方がきつかったよ。
川: なるほどなるほど。
佳: 雪は膝までいった(あった・もぐるほどだった)よ!
川:最後に雪にだいぶした駆さん、どうでしたか。雪の感触は。
駆さん: 雪玉ぶつけられたのが痛かったっス。(笑
川: そうだよね。誰がぶつけていたんだろう。(笑
駆: 来年雪玉の餌食になるのは……
川: まぁ、来年のことは今から言わない。
さて、2年生、遥人さん。初挑戦いかがでしたか。
涙は出ませんでしたね。
遥人さん: (笑顔で) うん、楽しかった! ちょっとしんどかったけど!
川: すごいですね。先生なら、泣くかもです。
耐えられないだろうな。理屈抜きで。しんどいでしょう。
佳: 前の寒稽古ほどジャリジャリじゃなかったんだよ。
川: そうかもしれないね。でも、初挑戦で裸足で泣かない
という人は立派です。すごいすごい。
着替えが終わった女の子にも感想を聞いてみましょう。
保育園・1年生チームから。
小梅・恋杏音・美咲: (口々に)面白かった。足がしゃっこかった。
恋杏音: 来年は長靴脱ぐ!
川: がんばってくださいね。
采恵さん: 外の方は平気。中の方がきつい~。
川: そうですよね。中の方が1時間半以上も、そして何百本も
突きやら蹴りやらやっていましたからね。
明佳音さん: そうそう、外の方が気持ちいい。中は暑かった。
川: 見ているだけの我々は寒くてしょうがないのに、
やっているみんなは、汗をびっしょりかくほどでしたからね。
本当にお疲れ様でした。風邪を引かないようにしてください。
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ということで、寅年の2010年の寒稽古はおしまい。
この一年も虎のごとく、勇ましく、がんばってください。
新濤館長岡の選手たちの活躍を期待しています。
そして、この子どもたちの活躍を全面的に支えてくださる
市川先生はじめ、保護者の皆さんの温かい励ましに
感謝します。
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Dreaming!! IKUEI!!
by 川上