絵画教室は、亜沙美先生がお休みだったのですが、
「花を描く」という課題。
描いたのは、先日の音楽発表会でいただいた
それはそれは素敵な「花」でした。
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「先生、花はむずかしいよぉ!」
「あ~、間違えた~。」
「みんな、絵には《間違い》なんか無いよ。
《絵》は《図》ではないから、正確である必要はないんだよ。」
と、言いつつも、実際難しいだろうなということは
わかっていました。
花と格闘する子ども達。
彼らを見ていると、難しいテーマではあったけど、
いろいろ考える良いチャンスではありました。
確かに、「芸術は自然を模倣する」と彼の哲学者
アリストテレスが言いました。いや、その本に書いてあると
誰かに聞きました。
自然のもの、およそ人間が作り出したのではないもの、
自然の摂理によって長い時間をかけて作り出された
形を模写、模倣することは、芸術の一つの出発点であると
言えます。
その意味では、真剣に花や葉を見つめて、それを描こうと
する子ども達は、すでに芸術活動をしているのですね。
花の輪郭の曲線、葉や花弁の色のなめらかな移り変わり、
ツルツル・フワフワなどの表面の質感など、およそ人工的な
直線や枠、人工的なベタな色の中で育った現代のわたし達こそ
それらが、いかに尊く素晴らしい確率の偶然、あるいは必然の
上に成り立っているものであるか知る必要があります。
わたし達はそれらを、「自然の模倣」を通して、知ることが
出来るのかもしれません。
将来のゴッホやモネやミレーやダビンチが、ここから
生まれるかもしれません。
(↑ あ、これは川上の好きな芸術家でした。あしからず。)
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Change!! IKUEI!!
by 川上