本日2件目の投稿です。
昨日の毎日新聞記事より
放射線医学総合研究所(千葉市)は20日、60歳以上の早期乳がん患者を対象に、
粒子線でがんを狙い撃ちする「重粒子線治療」の臨床試験を始めると発表した。国内では初めて。対象者約20人を募集する。
重粒子線治療は、専用の加速器で光速の約85%まで加速した炭素のイオンを患部に照射する治療法。
X線を使った放射線治療とは違って、がんだけを狙い撃ちするため、副作用がほとんどなく、患者への負担が少ない。
さまざまながんに適用されているが、乳がんは乳房の固定が難しく、導入が遅れていた。
今回の臨床試験は、60歳以上、大きさが2センチ以下の早期乳がんでリンパ節への転移がなく、
がんが局所に限られる「低リスク」の患者が対象。最初の試験では、
3グループに分けて異なる照射線量をそれぞれ1週間に4回照射し、適切な線量を決定。
次の段階で特定の線量を全員に照射して、がんへの有効性を確かめる。
乳がんは国内で年間約5万人が発症している。このうち今回の対象となるのは推定で約7000人。
若い患者に比べ、合併症のため手術ができなかったり、患者自身が手術以外の治療を希望したりするケースが多く、
負担の少ない治療法の開発が求められている。
研究代表の唐沢久美子室長(放射線治療学)は「臨床試験を実施して症例を集め、乳がんの重粒子線治療を確立したい」と話す。
臨床試験に参加するには同研究所による審査があるが、治療に伴う費用負担はない。詳しくは同研究所のウェブサイト
いよいよ乳がんも切らずに治療可能な時代になってきました。
医療の進歩は日進月歩ですね。
昨日の毎日新聞記事より
放射線医学総合研究所(千葉市)は20日、60歳以上の早期乳がん患者を対象に、
粒子線でがんを狙い撃ちする「重粒子線治療」の臨床試験を始めると発表した。国内では初めて。対象者約20人を募集する。
重粒子線治療は、専用の加速器で光速の約85%まで加速した炭素のイオンを患部に照射する治療法。
X線を使った放射線治療とは違って、がんだけを狙い撃ちするため、副作用がほとんどなく、患者への負担が少ない。
さまざまながんに適用されているが、乳がんは乳房の固定が難しく、導入が遅れていた。
今回の臨床試験は、60歳以上、大きさが2センチ以下の早期乳がんでリンパ節への転移がなく、
がんが局所に限られる「低リスク」の患者が対象。最初の試験では、
3グループに分けて異なる照射線量をそれぞれ1週間に4回照射し、適切な線量を決定。
次の段階で特定の線量を全員に照射して、がんへの有効性を確かめる。
乳がんは国内で年間約5万人が発症している。このうち今回の対象となるのは推定で約7000人。
若い患者に比べ、合併症のため手術ができなかったり、患者自身が手術以外の治療を希望したりするケースが多く、
負担の少ない治療法の開発が求められている。
研究代表の唐沢久美子室長(放射線治療学)は「臨床試験を実施して症例を集め、乳がんの重粒子線治療を確立したい」と話す。
臨床試験に参加するには同研究所による審査があるが、治療に伴う費用負担はない。詳しくは同研究所のウェブサイト
いよいよ乳がんも切らずに治療可能な時代になってきました。
医療の進歩は日進月歩ですね。