*シャロン・ポーロック作 吉原豊司翻訳 稲葉賀恵演出 公式サイトはこちら 文学座新モリヤビル1F 24日終了 本作はちょうど10年前、劇団ハイリンドによる上演を見たことがあるが、ここにリンクするのが申し訳ないほど困惑しきりの体験であった。(あまり読まないでくださいまし→こちら)
1892年、アメリカのマサチューセッツ州のフォールリバーで、資産家夫婦が斧で惨殺された。夫婦の次女リジ . . . 本文を読む
*公式サイトはこちら 東中野・RAFT 18日終了 窪寺奈々瀬(AURYN)と、×フジタタイセイ(劇団肋骨蜜柑同好会 1,2,3,4,5,6)共演10回記念二人芝居公演で、当日リーフレットによれば、窪寺がプロットを書き、台詞をフジタが書いて、稽古場でブラッシュアップする工程で作り上げたとのこと。つまり共作なのだが、どちらも書き、演じ、演出するもの同士での創作は刺激的だったようである。演 . . . 本文を読む
*川和孝企画公演+シアターX提携公演 日本の近・現代秀作短編劇一〇〇本シリーズ 公式サイトはこちら(1,2,3,4)両国・シアターX 16日まで。 1994年秋、小山内薫の『息子』でスタートした「名作劇場」は、今回の公演で上演本数が98本となり、目指す100本にあと2本と迫った。40分から長くとも60分の一幕劇に描かれた人生の断片、人々の心を客席に届けんとする試みには、手作りの温かさと、時代がいか . . . 本文を読む
*公式サイトはこちら 先月に続き、俳優・神由紀子(1,2,3,4)が主宰をつとめる「朱の会」の第2回公演の稽古場訪問その2をお届けする。土曜の夕刻、都内某所で始まった稽古は、まず舞台衣裳、小物類を確認し、会場であるBOOK Trade Cafeどうひんのサイズに合わせて、稽古場の床に養生テープを張ったりなど、3月30,31日の本番まで3週間を切った緊張感がさまざまに感じられる数時間であった。
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*鐘下辰男作 西川信廣演出 公式サイトは こちら 12日まで 紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA 1909年、ハルビン駅で前韓国統監伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)が収監された旅順監獄が本作の舞台である。97年夏のアトリエ公演、再演いずれも出演の数人の俳優は、22年の歳月を経て中堅、ベテランとなって作品の核を形成し、脇を固める。一方、初演当時は小さな子どもであった . . . 本文を読む