因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

プラチナネクスト第24回公演 三島由紀夫「近代能楽集」より「邯鄲」「班女」「弱法師」

2021-07-03 | 舞台
*三島由紀夫作 五戸真理枝演出 公式サイトはこちら 中目黒キンケロシアター 4日終了(1,2,3,4,5) 舞台に大きな枠を設え、その枠の中で物語が展開するが、枠外に待機したり、静々と歩いていたりなど、能の形式を取り入れた趣向。「邯鄲」・・・18歳の少年次郎を女性ふたりが演じ継いだり、女中の菊が3人いて、台詞や動作を受け渡しながら進行する趣向に違和感なく、次郎の現実と、唐土の邯鄲の里から来た不思議 . . . 本文を読む
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鵺的第14回公演『夜会行』

2021-07-02 | 舞台
*高木登作 寺十吾演出 公式サイトはこちら サンモールスタジオ 7日まで 舞台にはマンションのリビングと思われる一室が作られている。中央に小さなテーブル、周囲にソファやスツール、クッションが置かれ、上手奥にはキッチンカウンター、大型の冷蔵庫も見える。家具調度、調味料やアルコール類の瓶などもまことにセンス良く配置され、生活実感はあまり感じられないが無機質でもない。部屋全体が何かを待ちながら、ひそやか . . . 本文を読む
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2021年7月の気になる舞台と俳句の予定

2021-07-01 | お知らせ
 1年の半分が過ぎてゆきました。いつにも増して早い。そしてオリンピック、やるのでしょうか。ワクチン、いつ頃接種できるのでしょうか。不安や困惑や怒りを鎮め、以下未確定含めて7月の予定です。…と言いつつ、早くも予定が組めない公演があり(「座布団劇場 番外編十人会―あぢさゐのいろ濃きうすき宿世かな(万太郎)」、残念無念。*鵺的第14回公演 高木登作 寺十吾演出『夜会行』 フライヤーは爽やか . . . 本文を読む
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