田舎都会からの便り

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大平山(おびらやま)・前篇

2014年08月11日 04時18分24秒 | 山登り・散策の話

 

大平山・前篇

北海道島牧村 標高1190.6m 大平山(おびらやま)

道南の山で体力が要るトップクラスと言われ

オオヒラウスユキソウの花で知られる

2011年8月21日に登った記録をシリーズで紹介します

延長1227mの河鹿トンネルを出ると道はストップ 終点

手前の砂利道付近が登山者用の駐車場になっている

財源不足で事業ストップの道路なのでしょう

登山者からすると 喜んでいいのかどうか戸惑う

駐車場前を流れる泊川の川岸に河鹿温泉が見える

川べりから温泉が湧出しているというが

川を横断することができず 確認できない

湯気が見えないので 温めなのでしょう

途中にあった宮内(ぐうない)温泉は 

象の花子が療養した温泉として知られている

湯華の塊から想像すると このお湯も効き目がありそう

駐車場から登山口までは5分

泊川の流水は 

青緑色で清らか

登山口は標高130m 山頂との標高差は1060m

パンフレツトによれば 登り下り ともに4時間

上り下りの所要時間が同じという案内は 私は初めて目にした

登山口 出発

 AM 5:10

最初は流れのない谷歩き

気温が高いと この歩きでバテる登山者が多いらしい

山仲間の指導者からは 水はタップリ持ちなさいだった

 AM 5:10

高価そうに見える石

 AM 6:10 

振り返ると山頂が映し出されていた

ここまで約1時間 緩むことを知らない登山道です

 AM 6:13

急登が続き 休む場所を決めるのが大変です

不安定な場所は 足休めにはならない

 AM 6:16

 AM 6:26

休みなく登りが続くと 私は太ももやふくらはぎを痛めやすい

山仲間のリーダーは 

いろんなタイプを想定した休憩をつくってくれるので助かる

ただし 足の強い人は物足りないかも知れないなあ

 AM 6:32

無理すると 足の疲れと痛みは数日続くこともある

リーダーの教え 無理せずゆっくりは理に適う

 AM 6:36

広葉樹の森は太陽を遮り涼しいと思い勝ちですが

谷間の場合 風の無い時は気温を上昇させるので要注意だそう

 AM 6:34

この日は夜明けと同時に登山開始

気温の低いうちに登り 

体力消耗を少なくする配慮をすることが 

暑さ対策の大事な心構えのようです

登り始めてから1時間45分 ようやく展望がひらけた

ここからまた 急登の尾根歩きが始まり始まり

 AM 6:55

私の場合 歩き始めて1時間位経つと歩きが快調になる

準備運動の大事さを感じます

 AM 6:56

高度810mを目指す道は 補助ロープがあり助かる

背丈ほどのヨモギをかき分けての前進 

花粉症に弱い人は クシャミや目が痒くなり大変

 AM 7:10

標高1519.9m狩場山を高度計に見立てて登る

 AM 7:10

急な登りは 

歩幅を小さくしてゆっくり歩く

つい無理をしたくなるので 

自制力を高めることも大事に思う

 AM 7:14

踏み跡が少なく 

登山者はそう多くないのでしょう

 AM 7:17

高度810ma中間地点到着 

AM 7:22

振り返れば 急な登りがわかる

AM 7:22

見えているのは高度1109m地点

山頂は 左奥に隠れている

石灰岩が露出しているあたりから

自慢のオオヒラウスユキソウが姿を見せるという

いざ出発 

AM 7:40

 

少し下ってから また登る

せっかく稼いだ高度 もったいない もったいない

 AM 7:44

 

自然のままの道は 

小木や枝をかき分けるのが大変

踏み跡がしっかり残っているので 迷う心配はない

 AM 7:47

登って来た方向を振り向く余裕を持ちたい

休憩した810mのコルが見える

ここは そこから15分の位置

人間の足も早いもんです

 AM 7:55

私のお世話になってる山仲間の会の登山は

前方 中間 後方に指導者がついてくれる

今回 後方は丸岡会長さんと吉川副会長さん

体力の違う会員のサポートをしながら登り 

全員目的達成を目指す

山頂までトリカブトの花が咲き誇る

青紫色の輝きからは 

毒のある花とは思えない

 AM 8:07

 

 

疲労を最小限にする歩き方があるという

登りの場合 足を上げる段差を小さくし 

ゆったりとした静かな動きで身体を前に進めて行くことだそう

とは言われるものの うまくいかない私です

 AM 8:08

身体の一部分にでも無理をかけずに 

マイペースで歩くと疲労を抑えられるという

 AM 8:09

狩場山が大きく見え 

高度を上げたことがわかる

 AM 8:10

写真を撮るため お願いして後方を歩かさせてもらっている

少し立ち止まっただけでも 前と相当な距離が開く

このため無理をして追いつくこともあり 

私の場合はマイペースを守れない

 AM 8:12

岩場の斜面は脆く 落石注意の場所

危険防止のため 前者が登りきるまで後者は登れない

このため時間がかかりますが 安全のためにはこれが一番

 AM 8:15

高度1000m前後にオオヒラウスキソウが群生している

石灰岩地帯に分布が多いという

このあたりでは珍しい花なので 

これを目当てに登る人が多いそう

 AM 8:15

花は盛りを過ぎた感じを受ける

もう少し早い時期がよさそう

でも見頃の時期の登山は 

暑さとの闘いが待っているという

 

 

道が狭い岩場 転倒に注意しながら進む

滑落すると怪我をしそう

強風や雨の時は大変そうな場所です

 AM 8:33

山頂まで あと1時間

 AM 8:35

登山道で咲く  

岩場で根を張り生きる 

自然厳しさに強いなあ オドロキ

振り返れば 狩場山 

まもなく雲に包まれそう

 AM 8:40

 

花の種類が多い時節は6~7月頃だという

今回は 暑さを避けることと オオヒラウスユキソウに出合う

この二つに焦点をしぼり計画されたよう

今時節は トウゲブキ トリカブトなどの花が咲き誇っている

 AM 9:12

立ち止まるだけの「足休め」

ほんのわずかな時間だが 

足の進みが軽くなる効果を私は感じる 

 AM 9:13

山頂が見える

あと30分だ

 AM 9:14

疲れたら しっかり休む

これが大事なことのよう

これを怠ると 下りが大変になる

 AM 9:20

輝く イブキトラノオ

 AM 9:26

 AM 9:27

 

カドバリヒメマイマイ たくさんいました 

島牧村や様似町などごく限られた地域でしか見られないそう

薮漕ぎ 慣れると苦にならない

 AM 9:33

低山だが 遠かった 登りばかりだった

 AM 9:38

山頂到着

登り 4時間30分  健脚者なら3時間台でしょう 

 AM 9:40

  


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