タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

密教の三輪身 (さんりんしん) ・・・

2023-06-14 18:24:37 | 日記

真言密教には、「三輪身」と言う考え方がある。

私も知ってはいるが、あくまで素人なので、説明は横着して・・・いつものウィキより。

三輪身(さんりんしん)とは、密教において、如来が教導すべき対象である衆生性質に合わせて三種の姿を取るとする考え方である]

本来の姿である自性輪身(じしょうりんしん)、正しい法を護るために菩薩の姿をとる正法輪身(しょうぼうりんしん)、導き難い相手に対して忿怒尊の姿をとる教令輪身(きょうりょうりんしん)の三身観をいう。輪とは、全体(輪、Cakra)を形成するための要素という意味で、また煩悩を摧破する輪宝のことである。

金剛界曼荼羅の自性は、中央・大日如来、東方・阿閦如来、南方・宝生如来、西方・阿弥陀如来、北方・不空成就如来によって分担されているが、これらの五如来は、それぞれが真理の当体(自性)に他ならないので、自性輪身(仏・如来)という。この真理は、衆生を教化救済するために菩薩が化現し正法を説く。これを正法輪身(菩薩)という。さらにその済度を徹底するために強剛難化の衆生を忿怒(ふんぬ)相をもって折伏する役割が教令輪身(明王)である。

正法輪身には諸説あるが、下記は東寺講堂の配置である

方位・位置 自性輪身(如来 正法輪身(菩薩 教令輪身(明王
中央 大日如来 金剛波羅蜜菩薩 不動明王
東方 阿閦如来 金剛薩埵菩薩 降三世明王
南方 宝生如来 金剛宝菩薩 軍荼利明王
西方 阿弥陀如来 金剛利菩薩 大威徳明王
北方 不空成就如来 金剛牙菩薩 金剛夜叉明王

簡単に言えば、「観法」である。

五智如来・五大明王の源流は、唯一の実在の如来である「釈迦牟尼仏と、高弟たち」にあると思うのだが、いずれ記すつもりである。

もともと「真言宗・天台宗の寺生まれ」の坊さんは、人の良し悪しは別として、「密教の作法・観法」は偏りがなく、正しくできている。

一般家庭出身者でも、ちゃんと高野山専修学院を出ている人は、少しクセはあれども、だいたい、ちゃんとできている。

しかし・・・これが、たまに、他宗派の一般人出身者で、スネに傷持つタイプのは、

「ものすごく変に偏っている」のも、稀にいる。

多くは「拝み屋」「新興宗教団体」になっているが、

中には、寺でも変なのがいるから注意が必要である。

ちゃんとした寺なら、護摩祈祷はおおむね三千円・五千円からである。年中護摩とか特別護摩とかになると祈祷料も違うが、だいたい、三千円・五千円から始まる。

回向も、高野山塔頭などでは、日牌 (にっぱい) 供養・・・毎日一年間でも1霊1万円。 月牌 (がっぱい) 供養・・・一年毎月供養で1霊5千円と言う格安。

・・・とにかく、値段が高い所、住職が目立つ派手なところ、信者に芸能人・有名人が多い所は、避けるべきである。

まともなお寺なら、住職の良し悪しは別としても、偏ることは少ない。

新興宗教と同じように、「ワシのところじゃないと霊は救えない」などと吹聴しているところは、「すべて偽物」である。

芸能人有名人でも、自性霊能者気取りのが多々いるけど、全部偽物だと思う。

 

・・・・・

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