昔、アマゾンで買った本です。
「ブッダ 神々との対話 サンユッタ・ニカーヤ」。原始仏典のうち、ブッダが神々と対話した記録集。無作為に選んで記していきます。読みやすいよう、多少アレンジしています。
種々なる異学・・・
そこで悪魔は、〈神の子〉ヴェータンバリに憑りついて、お釈迦さまのもとで次の詩をとなえた。
「苦行と厭い離れることに専念し、ひとり遠ざかって暮らす生活を守り、物質的なかたちに執著し、神々の世界を喜び、それらの人々は、来世のために正しく教え諭す」と。
そこでブッダは、「これは悪魔である」と見抜いて、悪魔に詩を以て答えた。
「この世又はかの世におけるいかなるかたちでも、空中に現れる光り輝きや彩色でも、これらは全て悪魔ナムチの褒めたたえるところである。魚を殺す (=魚を釣る) ために餌が投げ込まれたのである」と。
そこで神の子マーナヴァ・ガーミヤは、ブッダについて、ブッダのもとでこれらの詩をとなえた。
「王舎城の山々のうちでは、ヴィプラ山が最も優れている。諸々の雪山のうちでは、セータ山 (白山) が最も優れ、空行くものどもの内では、太陽が最も優れ、水の堆積しているところの内では、海が最も優れ、諸の星の内では月が最も優れ、神々と共にある世界にとっては、ブッダ (お釈迦さま) が最も優れている、と説かれている」
神の子・ウッタラ・・・
神の子ウッタラは、お釈迦さまのもとで、この詩を唱えた。
「生は〈死に〉導かれる。命は短い。老いに連れ去られた人には、救いのよるべが存在しない。死にはこの恐怖のあることを観察して、安楽をもたらす功徳を積め」
ブッダ曰く、
「生は〈死に〉導かれる。命は短い。老いに連れ去られた人には、救いのよるべが存在しない。死にはこの恐怖のあることを観察して、世の中の誘惑のもとを捨てて、静かな安らぎを願え」
神の子・スシーマ・・・
お釈迦さまと、尊者アーナンダが、尊者サーリプッタのことを称賛している時に、神の子・スシーマが現れ、お釈迦さまに挨拶して、次のように言った。
「・・・(前略) ・・・サーリプッタは、大いなる智慧があります。少欲です。満足しています。・・・教え諭す人です。他人の忠告をよく聞く人です。他人を諫める人です。サーリプッタは、悪を非難する人です。・・・中略・・・神の子の集会でサーリプッタの称賛が語られていた時に、・・・種々の光彩を示しました。・・・たとえば、夜が明けた時に、明星が照らし、輝くように、神の子スシーマに従う神の子たちの集会は、尊者サーリプッタの称賛が語られていた時に、種々の光彩を示しました。・・・尊者サーリプッタは、聡明な人であると、遍く認められている。彼は怒ることがない。求めること少なく、柔和で、自ら制し、師の誉れになる仙人である」
ブッダは、スシーマに詩をもって答えた。
「サーリプッタは、聡明な人であると、遍く認められている。彼は怒ることがない。求めること少なく、柔和で、自ら制し、よく修養していて、傭人が賃金を支払われる時を待つように、死の時を待っている」と。
お釈迦さまがアーナンダ尊者に、「サーリプッタをどう思うかと尋ね、アーナンダ尊者と共にサーリプッタ尊者のことを称えている話」ですが、
似たようなことが、ほぼ同時代?の中国でありました。
孔子が高弟の子貢に「顔回をどう思うか?」と聞き、高弟の子貢が顔回を称賛すると、「お前 (子貢) と比べたらどうか?」と問い、子貢が「私など問題になりません。顔回は一を聞いて十を知る秀才、私などは、一を聞いて二、三を知る程度です」と謙遜すると、孔子も「私も顔回には及ばないよ」と答えたエピソードがあります。
ブッダと孔子・・・共に優秀な十人の弟子がいて、二人の高弟が師より先に亡くなります。孔子も詩が巧みでしたが、お釈迦さまの詩も流麗。
その頃が、人々にとって一番良い時期だったのかも知れませんね。
・・・昨日は、オレンジ色が入った綺麗なカゲロウさんと、極小さいアマガエルたちに会いました。
今日は、うちにたくさん来ている、8ミリくらいの甲虫がひっくり返っていたので、助け起こしました。・・・アズキみたいなのが落ちているので、じーっと見ていると、じたばた動く。つかまらせて助け起こしました。
その甲虫と同種類の甲虫が、よちよち歩いていくと、その先にダンゴムシ (私は、マルと呼んでいます) がいて、どうするかと思っていたら、目の前で鉢合わせた後、方向転換していきました。
・・・環境保護活動家のグレタさん、苦戦しているみたいです。
私が彼女に言いたいのは、彼女が2017年だったか、トランプから提示され、彼女自身がけった「一兆本の植樹」、こっちに鞍替えした方がいいのでは・・・と言いたいです。
CO2削減削減と言っても、もう「待ったなしを超え」、臨界点に達しつつあるので、植樹の方から始める方がいいと思います。
大手スーパー・イオンの、イオン環境財団は、累計1255万本植樹しています。
公益財団法人イオン環境財団
言葉より行動を。私は別の二団体に植樹寄付し続けています。
電線に小鳥が留まっている時、「ぱっ」と見た目だけではすぐ区別がつかない時があります。
「モズ」・・・「なんか大きいスズメだな」と思っていると、モズは察するのか、やや横向きになる。で、尾羽を「く~るくる」と回すのでモズだとわかります。
「ツバメ」・・・「スズメ?少し細長いような・・・」と思っていると、ツバメちゃんは察するのか、「きゅい」と鳴きながら、片方の翼を広げる・・・それでツバメとわかります。
「メジロ」・・・「スズメ?少し小さいかな」と思っていると、メジロちゃんは察するのか、体を左右に小さく揺さぶりながら、メジロの鳴き声で鳴くので、メジロだとわかります。
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