お寺や家庭の仏壇、お墓で焚く線香。
高級な線香は香りもよく、心地よい気になりますが、 線香にも有害な副流煙が含まれています。
広いお寺の御堂や、屋外のお墓などでは大丈夫だと思いますが、 家庭の室内では少し工夫した方が良いかも知れません。
うちでは、毎朝、簡単なお勤めをしています。
線香は・・・・・・・私が吸うと 「肺がむっ」 と来るので、お勤め後焚くようにしています。
あとで灰が落ちていないか、 ちゃんと消えたかを確認して換気しています。
そもそも、線香・塗香(ずこう)などの御香・・・以前、 曹洞宗の和尚に元々の由来を聞いたところ、
「お釈迦様ご在世の時代、 お釈迦様が精舎で在俗の人々に説法をする際、
灼熱のインドで、たくさんの人々が集まると、 様々な体臭がするので、
香を焚き、参拝者が腕とかを香の煙でくゆらせて、 体臭を消してから聴聞していたのが始まり」だと言ってました。
現在は「神仏を供養するために香を焚く」・・・ と変化しています。
ただ、人は副流煙を吸うと体に害があるので、 狭い室内で焚く場合は、「煙の少ない」タイプの線香を焚くか、
うちのように、 お勤め終わってから焚くようにするとか工夫した方がいいかも知れ ません。
仏教の基本は、融通無碍なので、 順番が変わったからと言って怒られる仏さまはいないと思います。
実際、お寺の坊さんはよく、「のどにタンがたまる」みたいで、よく「えへん」「えへん」とやっています。
職業病なのでしょう。
御香でも、「煙」には、 必ず人体に害があると思った方がいいと思います。
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