唯一実在の仏、お釈迦様 (ゴータマ・ブッダ) のお誕生日 (諸説あり) である4月8日は「花まつり」が各地の寺院で質素に催されます。
タイやミャンマーなどの南伝仏教ではどの月日にするのかは知りません。
「花まつり」は、「灌仏会 (かんぶつえ) 」「降誕会 (ごうたんえ) 」、「仏生会 (ぶっしょうえ) 」とも言います。
釈迦牟尼仏 (しゃかむにぶつ) を特に大切にするイメージがある宗派は、曹洞宗・臨済宗などの禅宗と、日蓮宗がそのイメージが強いです。
天台宗も大切にするイメージがあります。
真言宗などでも、「花まつり」は行っています。
大きな寺院の場合、管長 (貫首) が導師となって、お釈迦様の御縁日で修法していると、その寺は「よい寺」だなと私見では思います。職員に任せていると、「うーん」と思います。
画像は、何度もこのブログで紹介した、2500年前に「成道後6年、41、2歳の頃、釈迦国に凱旋帰国したお釈迦様を、父王が画師を呼んで墨で浄書させた、生身のブッダの絵」です。
少し五分刈りくらいに髪が伸びているのと、ヒゲが伸びでいるのは、長旅を終えて帰国したからでしょうか?
悟りを開いた後もお釈迦様は「月に一度、髪やヒゲを剃っていた」と、何かの文献で読みました。
「月に一度」と言うのは、当時は精巧なカミソリなど存在するハズもなく、想像では、「鋭くない刀」みたいなもので剃っていたと思うので、毎日剃っていたら、それこそ頭中、傷だらけになるから、「伸びたら剃る」ようにしていたのではと思います。私論です。
原始仏典か何かで読んだことあるのですが、バラモンか誰かが訪ねてきた時、お釈迦様はちょうど、頭髪とヒゲを剃った直後で、「 (小傷をいたわるため?) ターバンを頭に巻いていて」、来客のため、ターバンを外して客人に挨拶する描写がありました。
画像の、生身のお釈迦様は、「アーリア系の整ったお顔立ち」「王の威厳がある」「目は、完全に悟りを開いたお方の目」「梵天から神々、人々、鳥獣や昆虫、魚までも、一切の差別なく見れる目」「威圧なく」「卑下もなく」「上も下も左も右もない」「過去と現在、未来の全てを見通せる目」・・・本物の覚者の目と相貌。過去読んだ文献では、「身長180.5センチ」「少し青い目」をしておられたそうです。
曹洞宗の方丈 (ほうじょう=住職) から聞いた話では、本当の絵は、「全身が描かれていて、確か、木か何かに手を置いていたようなポーズ」だった・・・そうです。私はこの「お顔のアップの画」しか知りませんが。なぜか、曹洞宗の寺院だけが、この「生身の釈迦画像」を持っています。奈良県桜井市の「三輪山 平等寺」の説明によると、この絵は「ロンドン博物館秘蔵」だそうです。今でも秘蔵されているのかは知りません。
ビニールに入れているので、ビニールの光が写りこんでいます。
「天上天下唯我独尊」
後でさっきから、カラスが、はしゃいでいます。
・・・・・