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死ぬ寸前まで走れる川内選手は、偉い!

2011年02月28日 06時25分47秒 | 時事放談: 国内編

偉い!記事を読んだだけで、鳥肌が立ってしまいました。

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「死ぬ気で走った」市民ランナー、陸上界に一石(読売新聞) - goo ニュース

2011年2月27日(日)23:43

「死ぬ気で走った」市民ランナー、陸上界に一石
(読売新聞)

 日本の陸上界に一石を投じる快走だ。埼玉県職員の川内が、実業団選手を抑えて日本人トップの3位。23歳は「市民ランナーでも、ここまで出来ることを証明できたのはうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 38・9キロ地点。日本人の先頭を走っていた尾田を一気に抜き去った。「最後は死ぬ気で走った」。ゴール後に医務室へ運ばれるほど全力を出しきり、日本人では約3年ぶりとなる2時間8分台をマーク。2時間9分29秒以内という代表選考基準も楽々とクリアした。

 自らを「日本型エリート育成システムからの落ちこぼれ」と呼ぶ。それでも、熱意は実業団選手に負けない。「お金をもらって陸上をやるのではなく、基本的には払ってやっている。好きでなければ出来ない」

びっくり市民ランナー!公務員の川内 3位で世界切符(スポーツニッポン) - goo ニュース

2011年2月28日(月)06:00

びっくり市民ランナー!公務員の川内 3位で世界切符
(スポーツニッポン)

 ◇東京マラソン(2011年2月27日 東京都庁前~臨海副都心の東京ビッグサイト)

 市民ランナーが快挙を達成した。男子で、実業団に所属していない川内優輝(23=埼玉陸上競技協会)が2時間8分37秒で3位に入った。日本勢トップで2時間9分30分を切るという条件をクリアし、世界選手権(8月、韓国・大邱)代表に決まった。初マラソンの尾田賢典(30=トヨタ自動車)は川内と26秒差の4位となり、世界選手権代表候補に名乗りを上げた。

 余力は残っていなかった。ゴールテープを切ると川内は倒れ込んだ。けいれんを起こして医務室へ運ばれた。市民ランナーが実業団の選手を抑えて日本人トップ。世界選手権切符を手にした。異色の新星は「市民ランナーでもやれることを見せられた」と誇った。

 驚異のスパートだった。39キロ手前の上りで猛然と3位集団に迫った。「ここまで来たら、せこいことをせず一気にいくしかない」。直後の下りを利用して抜き去った。最後の2・195キロは優勝したメコネンを上回る6分52秒で走り抜けた。

 昨年は4位。招待選手で出場した今回は「出来過ぎ」と自らも驚く2時間8分37秒で3位。自己記録を3分59秒も更新した。学習院大時代には関東学連選抜で箱根駅伝の山下りの6区に出場。実業団の誘いも受けたが「公務員試験の勉強を始めていたので」断り、09年春に埼玉県職員となった。

 普段は県立春日部高校の定時制でフルタイムで働く。平日は午前中に2時間のジョギングができる程度。月間の総走行距離は600キロ前後で実業団の選手の半分程度。だが駒沢公園を20周する43キロ走や登山道を走るなど工夫を重ねて「マラソンなら勝負できる」と自信をつけた。合宿や遠征で年間70万円ほどを自費で賄っているだけに3位の賞金200万円は「本当に助かる」と笑った

 1月の都道府県対抗男子駅伝に埼玉の一員で出場し最終7区で区間41位と大ブレーキ。「埼玉県の名誉を傷つけたので挽回したい」とその時のユニホームを着て快走。苦い思い出も払しょくした。今回が6度目のマラソンで医務室に運ばれたのは5度目。「いつも死ぬ気で走るから」という姿勢も快挙につながった。

 世界選手権に向けては「有給休暇を取って行けたらいいかな」と笑い、公務員らしく「僕程度のレベルではまだ世界と戦えない。出るからには入賞を目指したい」と手堅い目標を口にした。

 ★経歴 1987年(昭62)3月5日、東京都世田谷区出身の23歳。埼玉・鷲宮中から陸上を始め、春日部東では3年連続で関東高校駅伝出場。卒業後は学習院大法学部政治学科に進学。在学中に公務員試験に合格し、09年4月から埼玉県職員。

 ★箱根駅伝 学習院大時代に関東学連選抜で2度、山下りの6区を走り、2年時は区間6位、4年時は同3位だった。大学時代に他に関東インカレ2部ハーフマラソン3位、立川ハーフマラソン6位、上尾シティハーフマラソン3位の好成績。

 ★勤務 県立春日部高校定時制の事務員。平日の勤務時間は午後0時45分から午後9時15分。そのため平日の練習は午前中のみ。土曜に駒沢公園に出向いて走り込む。

 ★サイズ 1メートル72、59キロ。

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6回マラソンを走って、5回医務室に運ばれるというのは、毎回「死ぬ寸前」まで全力をだしつくすということ。それだけの精神力があるから、最後の2.195kmを世界で活躍するメコネン選手よりも速く駆け抜けられたのでしょう。日本の若い選手にも、まだこれだけの「侍」がいたかと思うと、胸が熱くなりました。

その意味では、実業団選手はこのところ甘えているように思えてなりません。川内選手が刺激剤となって、男子マラソンのレベルが上がることを祈念します。


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