こういう人には、素直に感激してしまいます。
**********
砂に恋した37歳女性にZOZO前澤社長も熱視線…「僕も久しぶりに砂場で遊びたいなー」
昔はどこの公園にもあった砂場。おままごとをしたり、トンネルや川を作ったり…誰もが経験があるのではないでしょうか。ただ、最近は衛生上の懸念から「子どもを遊ばせたくない」という人も増えています。そんな中、砂に魅入られ、砂場復権に賭ける女性がいます。「今は危機的な状況。本当の砂の魅力を伝えて、全国に安全できれいな砂場を作れたら」と熱く語る「砂女」の素顔とは−。
京都府の児玉理沙さん(37)。医療法人の広報担当として働くかたわら、ネット上に「砂場とあそびの研究所」を立ち上げ、ボランティアで砂の種類の紹介や、砂場遊びの楽しさや子どもの成長に与える影響、楽しい遊び方を提案しています。
もともと「砂場ってジメジメして薄暗いところという印象だった」という児玉さん。1児の母になっても「臭いし汚いし、子どもが何を口にするか分からない。絶対に連れて行きたくなかった」。ですが2年前、保育園の新設プロジェクトを担当し、砂場が必要か、設置するならどんな砂がいいかを考えることに。「砂」と言えるのは直径0・0625〜2ミリの粒だけということ、砂には採取場所によって「川砂」「海砂」「山砂」「人工砂」があり、特徴が違うこと…。調べるうち「どんどんハマってしまった」と笑います。
鳥取砂丘や中田島砂丘(静岡県浜松市)、九州や北関東など全国各地の砂を取り寄せては、顕微鏡で角の丸さや組成をチェック。何気なく目にしていた淀川で採れた砂が、実は粒子が細かく均等で水はけが良く、角が丸いため目に入ってもケガをしにくいとして、ゴルフ場のバンカーやビーチバレーのコート、競馬場のコースにも使われていると知りました。
一方、公園の砂場はというと、粘土質の土や「砂」と呼べない大きさの石がたくさん混じっていたり、手入れが行き届かず動物のトイレになって汚れていたり。都市公園法の設置義務もなくなって数も減少傾向といい、「大人が楽しむための砂はすごくこだわっているのに、子どものための公園は、大人も子どもも近寄らない場になっている。何かヘン、と思ったんです」。
「子どもの発達にとっても砂場って無限の遊び方がある。創造性だけでなくお友達と協調したり、協力して巨大なものを作り上げたり。海外では砂場を見直そうという動きもあるんです。日本でもそうなってほしい」
一人で「研究所」を立ち上げて砂や砂場を調べ、自宅ベランダにミニ砂場を作り、子どもと出かければ砂遊びに熱中。ママ友に頼まれ「本気の砂場遊び」を指南したり、公園や保育園関係者から助言を求められたりすることも増える中、今年1月「ZOZO」の前澤友作社長の「100人に100万円お年玉プレゼント」に応募。見事当選し、前澤社長からのツイートには「僕も久しぶりに砂場で遊びたいなー」と書かれていたそうです。
「本当にいい砂って、フカフカで太陽の匂いがして、掘るとしっとりして…。それにその地域で採れた砂を使えば、不思議と周囲の風景にも溶け込むんですよね」とうっとりした表情で語る児玉さん。かと思うと、真剣な目つきで左官道具と自作のパーツを使い、あっという間に二段タワーを作り上げる。その姿は砂への愛に満ちあふれていました。
6月29日には大阪・北新地のスナック「キャンディ」で「大人の砂場ナイト」(午後8〜10時)も開催するそうです。久しぶりに本気の砂遊び、いかがですか? (まいどなニュース・広畑千春)
◇ ◇
「砂場とあそびの研究所」http://www.sunaba-asobi.com/
京都府の児玉理沙さん(37)。医療法人の広報担当として働くかたわら、ネット上に「砂場とあそびの研究所」を立ち上げ、ボランティアで砂の種類の紹介や、砂場遊びの楽しさや子どもの成長に与える影響、楽しい遊び方を提案しています。
もともと「砂場ってジメジメして薄暗いところという印象だった」という児玉さん。1児の母になっても「臭いし汚いし、子どもが何を口にするか分からない。絶対に連れて行きたくなかった」。ですが2年前、保育園の新設プロジェクトを担当し、砂場が必要か、設置するならどんな砂がいいかを考えることに。「砂」と言えるのは直径0・0625〜2ミリの粒だけということ、砂には採取場所によって「川砂」「海砂」「山砂」「人工砂」があり、特徴が違うこと…。調べるうち「どんどんハマってしまった」と笑います。
鳥取砂丘や中田島砂丘(静岡県浜松市)、九州や北関東など全国各地の砂を取り寄せては、顕微鏡で角の丸さや組成をチェック。何気なく目にしていた淀川で採れた砂が、実は粒子が細かく均等で水はけが良く、角が丸いため目に入ってもケガをしにくいとして、ゴルフ場のバンカーやビーチバレーのコート、競馬場のコースにも使われていると知りました。
一方、公園の砂場はというと、粘土質の土や「砂」と呼べない大きさの石がたくさん混じっていたり、手入れが行き届かず動物のトイレになって汚れていたり。都市公園法の設置義務もなくなって数も減少傾向といい、「大人が楽しむための砂はすごくこだわっているのに、子どものための公園は、大人も子どもも近寄らない場になっている。何かヘン、と思ったんです」。
「子どもの発達にとっても砂場って無限の遊び方がある。創造性だけでなくお友達と協調したり、協力して巨大なものを作り上げたり。海外では砂場を見直そうという動きもあるんです。日本でもそうなってほしい」
一人で「研究所」を立ち上げて砂や砂場を調べ、自宅ベランダにミニ砂場を作り、子どもと出かければ砂遊びに熱中。ママ友に頼まれ「本気の砂場遊び」を指南したり、公園や保育園関係者から助言を求められたりすることも増える中、今年1月「ZOZO」の前澤友作社長の「100人に100万円お年玉プレゼント」に応募。見事当選し、前澤社長からのツイートには「僕も久しぶりに砂場で遊びたいなー」と書かれていたそうです。
「本当にいい砂って、フカフカで太陽の匂いがして、掘るとしっとりして…。それにその地域で採れた砂を使えば、不思議と周囲の風景にも溶け込むんですよね」とうっとりした表情で語る児玉さん。かと思うと、真剣な目つきで左官道具と自作のパーツを使い、あっという間に二段タワーを作り上げる。その姿は砂への愛に満ちあふれていました。
6月29日には大阪・北新地のスナック「キャンディ」で「大人の砂場ナイト」(午後8〜10時)も開催するそうです。久しぶりに本気の砂遊び、いかがですか? (まいどなニュース・広畑千春)
◇ ◇
「砂場とあそびの研究所」http://www.sunaba-asobi.com/
**********
砂場なんて、もう何十年も入っていません。汚そうで、敬遠していました。
でも、子供のときには、砂場こそが夢の実現場だったことは間違いありません。あれこれ作っては、ひとり悦に入っていたものです。
その砂場復権をめざす児玉さん、その着眼点の鋭さとのめり込みの深さに脱帽してしまいます。
日本中の砂場が、大人と子供のドリームランドになりますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます