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「なんとなく」リーダーは、もう要らない

2008年10月16日 08時18分23秒 | 時事放談: 国内編
新聞、ことに朝日新聞を読まない総理には馬耳東風かもしれませんが。

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「なんとなく」言っちゃう…麻生首相の口癖、逃げ口上?(朝日新聞) - goo ニュース

2008年10月15日(水)23:36

 べらんめえ口調が持ち味の麻生首相には、いくつかの口癖がある。言葉のつなぎに「きちんと」「基本的に」などを多用して明快さを出そうとする半面、特に目立つのは「なんとなく」というフレーズだ。記者団のぶら下がり取材に対しても用いており、言質を取らせない「逃げ口上」にも聞こえる。

 首相就任から約3週間。原則として毎日首相官邸で行われるぶら下がり取材のほか、衆参予算委員会での答弁などを合わせると、「なんとなく」が50回以上登場する。べらんめえ調型の「なんてえの」や短縮型の「なんか」といった変形を含めれば、80回を超える。

 例えば今月7日。ノーベル物理学賞の受賞者2人との電話では「なんとなく」を連発。京都産業大教授の益川敏英さんとの会話では――。

 「なんてえの、ますますこういったなんてえの、素粒子の理論とか……」「なんとなく、なんとなく、勉強とか、なんとなく物理とか、なんとなく難しく考えないで、なんか夢を持ったり……」

 高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠さんに対してもこんな調子だった。

 「なんとなく若い人がちょっと夢がないような話が多いんですけれども、なんとなくこういった地道な研究を頂いた方がノーベル賞なんていうものになりますと、地道に研究した成果がなんとなく努力が実ったみたいな感じがして……」

 それぞれわずか2分程度の会話に、合わせて11回も「なんとなく」を使った。

 ぶら下がり取材では、時折記者団に逆質問したり、質問の途中で答えたりするなど、自分のペースに持ち込もうとする場面が多い。それでも、「なんとなく」はつい口をついて出るようだ。就任から一夜明けた心境は「改めてなんとなく付いてくる人も多いし、大変やなと改めて責任の重さみたいなものを強く感じた」。民主党の小沢代表の衆院本会議での代表質問については、「なんとなくかみ合わなかった」とこぼした。

 首相就任直後の9月24日の閣僚名簿発表では、地球温暖化問題に関連して「明らかに、なんとなく我々のまわりに大きな変化が起きている」。大きな変化が起きていることは明らかなのか、なんとなくなのか、どっちつかずの用法になっている。

 広辞苑によると、「なんとなく」の意味は「とりたてて何ということもなく」とある。歯にきぬ着せぬ物言いに定評のある首相には似つかわしくなく、照れ隠しとも受け取れる。

 古くからの首相の知人は「『なんとなく』という口癖は昔から。政治家なんだから、はっきりものを言わないといけない。やめた方がいいと言ったが、直らない」と明かす。(山尾有紀恵)

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 「歴代首相の言語力を診断する」などの著書がある東照二・立命館大大学院教授(社会言語学)の話 麻生首相は一見、強がってみせ、対立的、挑戦的なスタイルに特徴があるようにみえるが、実は日本人の特徴である漠然さ、あいまいさ、非論理性、逃避志向を強く持っている政治家だ。「明らかに、なんとなく……」という矛盾した二つの言葉の並列が、麻生節を象徴している。明確に言おうと意識的に努めているが、その中にあいまいな世界が埋め込まれている。それを象徴するのが「なんとなく」ではないか。首相の口癖としては、むしろ逆効果の言葉だ。

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「なんとなく」の多用や回りくどい言い方を麻生総理が好むことは、国会中継を見ればすぐに分かります。正直、頭の回転が相当鈍いのかもと思わせるときもあるほど。

景気対策、景気対策と言っている内に、得意なはずの外交で北朝鮮のテロ支援国家解除をアメリカに許しもする大チョンボも起きて、そろそろ「なんとなく」総理から「しっかり」総理になってもらわないと国民は安心して暮らせません。

言葉の明瞭さこそは、ブッシュ大統領に勝ってもらわないと。

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