40年も経ちましたか……。
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九州の胃袋つかんだ「うまかっちゃん」 ついに40周年
朝日新聞 2019年8月9日19時07分
とんこつ味の袋麺「うまかっちゃん」が9月に発売開始から40周年を迎える。ハウス食品は7日、今後1年を「うまかっちゃん Year(イヤー)」と位置づけ、地元ブランドなどとのコラボレーション企画を発表。九州のファンとともに40周年を盛り上げたい考えだ。
「九州のソウルフード」とも呼ばれるうまかっちゃん。ハウスが初めて地域限定商品として開発した袋麺は、徹底した調査と開発、戦略的なCMもあり、九州の人々の胃袋をつかんだ。
同社は1973年にしょうゆ味の麺を全国展開するも、九州での売れ行きはさっぱり。それが、とんこつ味の袋麺の開発につながった。開発担当者は福岡や久留米、熊本など20店以上のとんこつラーメンを食べ歩いた。九州で試食テストを繰り返し、まろやかな味わいに仕上げたという。
「おいしい」の博多弁を商品名に、博多祇園山笠を描いたパッケージ、漫画「博多っ子純情」の作者長谷川法世さんが描くテレビCM。79年の発売後すぐにとんこつ味袋麺で九州シェア1位になった。83年から約25年間、全国展開したが、今は九州のご当地ブランドとして関西以西で販売しているという。
黄色い袋の「スタンダード」は、発売当初から不変だ。一方、消費者の好みの変化には関連商品で対応。「みそ」「ごまとんこつ」「担々とんこつ」など計46種類に及ぶ。昨年発売した「濃厚新味」は初めて細く固い麺を採用した。
2018年度の九州の即席袋麺市場が前年度比約0・4%増だったのに対し、うまかっちゃんの売上高は約4%の伸びを見せた。九州トップを維持し、今年3月までの累計販売数は約35億食に上る。食品事業二部の安達晋さんは「変わらない味で九州の人の記憶に残っている。九州に根付いた商品になった」と話す。(田幸香純)
記念事業では、コラボ商品を相次いで出す。
8日から売り出すのは、山口油屋福太郎(福岡市)が手がけるせんべい「めんべい」とのコラボ商品。うまかっちゃん味のパウダーを練り込んだめんべい4袋とうまかっちゃん1袋のセットで税別550円。九州の土産物店などで買える。
JR九州とはICカード「SUGOCA(スゴカ)」でコラボ。「すごかっちゃん」とデザインした非売品の袋麺(中身はうまかっちゃん)をJR九州アプリの中にあるスタンプラリーの参加者から抽選で100人にプレゼントする。
ハウスの主力スナック菓子「とんがりコーン」のうまかっちゃん味も10月7日から関西以西で限定販売する。コラボのほか、過去に販売した「柚子(ゆず)こしょう風味とんこつ」「海鮮塩とんこつ」など6商品で人気投票を実施。得票数で1位になった味を来年3月に復刻発売する計画だ。
ハウスの宮戸洋之・食品事業二部長は「驚きある取り組みで、ファンを活気づけていきたい」と話す。
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発売されたのは、高校3年のとき。あまりの美味しさに圧倒されました。カップ麺の焼豚ラーメンとともに、なくてはならないものになったのです。
それから、40年。あまりよいファンとはいえない生活ですが、「うまかっちゃん」の袋を見ると、甘酸っぱい記憶がよみがえります。これからも、販売され続けますように。
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