自民党も、一体何をしているのか。本当にバカバカしい。
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自党新執行部 領袖に屈した超派閥均衡型(産経新聞) - goo ニュース
2011年10月1日(土)08:00
【政論】
自民党新執行部は、石原伸晃幹事長(山崎派)、茂木敏充政調会長(額賀派)、塩谷立総務会長(町村派)、岸田文雄国対委員長(古賀派)-と主要派閥がポストを分け合う超派閥均衡型の布陣となった。谷垣禎一総裁は就任以来「脱派閥」を強調してきたはずだが、領袖(りょうしゅう)らの圧力に屈したのは明らか。来年9月の総裁選での再選を意識したと言われても仕方あるまい。
「党には派閥所属議員もいれば無派閥議員もいる。ポジションごとに適材適所で考えた結果だ…」
谷垣氏は30日午後の記者会見で、新執行部の布陣をこう自賛した。とはいえ、塩谷、岸田、茂木の3氏は、町村信孝元官房長官や古賀誠元幹事長、額賀福志郎元財務相の「イチ押し」だっただけに脱派閥と強弁するのは無理がある。
今回の役員改選で谷垣氏がこだわったのは石原幹事長の留任だった。岡田克也前幹事長ら民主党幹部とパイプがある上、森喜朗元首相、伊吹文明元幹事長ら党重鎮の覚えもめでたく円滑な党運営には欠かせない存在だと考えたようだ。
だが、民主党との協調路線に批判的な町村、古賀、額賀3派は「執行部総取っ換え」を要求。谷垣氏は石原氏留任と引き換えに他を妥協するしかなかった。
党運営から遠ざけられてきた3派も必死だった。額賀氏は茂木氏の起用を谷垣氏に直談判し、古賀氏は国対委員長か選挙対策局長を獲得するよう腹心にハッパをかけた。町村氏も9月上旬、谷垣氏と会い「わが派は最大派閥なのに党10役に1人も出していない。それはおかしいだろう」と不快感をあらわにした。ここで谷垣氏が3派の意向を無視すれば、一気に「谷垣降ろし」となりかねない。そんな不穏な空気が広がった。
とはいえ、野田内閣を「党内融和ばかりに心を砕いた不完全な組閣」と批判していたのは一体誰だったのか。「脱派閥で将来の総裁候補を起用する」とした前回の人事方針を一転させ、時計の針を逆戻りさせたことへの中堅・若手の視線は厳しい。
谷垣氏は新体制の下、野田佳彦首相を追い詰め、早期の解散・総選挙に持ち込みたいようだが、その青写真はさっぱり見えない。そもそも新執行部で大連立志向の大島理森副総裁と、対決志向の新任組との路線対立を乗り越えることができるのか。「何が何でも天下を取る」という気概を見せない限り、谷垣氏の笛に簡単に踊る者はいないのではないか。(赤地真志帆)
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谷垣氏のリーダーシップ欠如が最大の問題だとは思いますが、それでは谷垣氏以外にピンと来る人物がいるかと言われれば、これまた首をひねるだけ。これでは、民主党から政権を奪ってくれても、国民が望む政治はしてくれなさそう。
自民党のよりよい進化を望みます。