団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説多聞小唄 4 多聞寺修正會 鬼追い會式 新多聞団地が団地再生定期借家

2019-01-18 06:59:04 | 日記

  1月5日は多聞寺の修正會(鬼追い會式)です。

  鬼が追われて逃げていく、節分を想像しますが、実は鬼は明王や菩薩の化身であり、鬼が邪気を追い払う儀式のようです。

   

  ずいぶん物々しい案内ですが、これは修正會で行なわれる「餅撒き」を心配しての案内です。地元の議員先生も新年の挨拶に

 立たって新春らしい風景です。

   

  鬼さんマークの「多聞保存会」の皆さんによる練習が、続きます。本堂の前に鉄の骨組みで舞台が組建てられています。

    

  昼間ですが篝火に点火されされました。火で邪気を払う意味と鬼の持つ松明の補給の必要があると思われます。延焼防止の為

 に周囲に十分注水をします。

   

  これはまさかの「火叩き」です。空襲ではあまり役に立ちませんでしたが、ここでは活躍してます。もちろん消防車も待機し

 て万全の防火体制です。 

   

  お坊様が次々に本堂に入れ間もなく始まります。お参りの皆さんで本堂の前は一杯になりました。


  餅まきは三匹の鬼が、入れ代わり立ち代わり登場し、ご祈祷された霊験あらたかな餅が7回に分けて撒かれます。お餅は

 もち米60kg(米俵一俵)分です。鬼は太郎、次郎、婆の3匹です。

  

  最初は婆鬼が清めの塩を撒きます。初めは手で撒きますが最後は豪快に三宝の塩をひっくり返して撒きます。子ども達から

 「塩いらん」の声が飛びます。

  

  松明を振り回しながら鬼が登場します。

  

  舞台で大見得を切ります。左から鉞・槌・剣を持っています。

  

  大鬼の出番の間は子鬼4匹が杖を交わらせ、また舞台を叩きながら踊ります。

  

  恭しく、霊験あらたかな御祈祷されたお餅を受け取った鬼は、
 
  

  豪快にお餅を撒きます。子ども達から「しょうだい」「ちょうだい」「ちょうだい」の声が飛びます。

  

  本堂の前は人人人で一杯です。今年のお参りは去年よりも多いそうです。

  後方の団地群が、新多聞です。UR賃貸新多聞団地はこれらの建物の後ろになります。

   

  鬼の顔のアップです。さすが明王や菩薩の化身、怖いばかりではない品のあるお顔です。鬼は松明を振り回すのですくに火が

 消えてしまいまっす。篝火の所で何度も松明の交換が行なわれます。この松明も魔除けとして最後に舞台から撒かれます。もち

 ろん火は消されています。

  

  鬼が恭しく山飾りを受け取ります。大きなヨサゴ(冬青)の木に紅白の和紙で作った花がたくさん付いています。花には

 五円硬貨(大当りは五〇円硬貨)が付いています。

   

  山飾りは、枝毎に切って華として撒かれます。持ち帰って飾っておくと幸運が訪れると言われています。残念ながら拾うこと

 が出来ませんでしたので電線に引っかかった「落ちない華」をご覧下さい。

  最後に鏡餅3個とお守りが入った福筒三個が撒かれました。

   

  たくさんのご利益と福と幸せを貰って帰って行かれます。

  ブログをご覧いただいた皆様にとっても良い年でありますようお祈りいたします。

  写真を撮りながらではありますが紅白のお餅3組を頂くことが出来ました。この人出から考えると有難いことであります。

  実は最初に撒かれた鏡餅の上に座り込んだはずが、鏡餅はコロコロと転がって行きました。あまり欲を出さずに安全第一に

 ブログを続けていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

      池一面のカキツバタ

   小説多聞小唄 1 吉祥山多聞寺 観華會(お花見)法要(2017.5.26)
もぜひご覧下さい。


       新多聞団地集約型団地再生事業
  
       新多聞分室開設

   

  平成30年10月1日、新多聞団地514号棟101号室に千里団地再生業務事務所新多聞分室が開設され新多聞団地500

 番台住棟35棟の解体に向けた動きが目に見える形で動き始めました。こちらは「鬼追い会式」ならぬ「住民追い出し絵式」

 となってしまいました。   

       定期借家(団地再生)

   

  一方こちらは新多聞現地案内所です。「新多聞はURライトで募集です」の張り紙があります。

   

  URライトとは何でしょうか。「UR住まいガイド関西版2018.4」で調べてみましょう。136ページです。

  UR賃貸住宅の定期借家のようです。UR賃貸の定期借家の愛称?商標?でしょうか。

      契約期間があらかじめ定められている契約で、

      契約期間の満了により、契約が更新されることなく確定的に終了する契約です。
の説明があります。

   Lightとは光の意味です。の点が光っているのはこのためです。

  Lightは形容詞として「軽い・少ない・容易な」と言った意味がありますが「安さ」を連想させて誤解を与えないない

 ためにiの点を光らせて「光」で有ることを明確にし法令上の問題を回避しています。なぜなら契約期間が限定されるため、

 期間の限定がない場合に比べて家賃を低く設定しているからです。不動産鑑定士の鑑定結果であり割引ではありません。

  しかし定期借家の愛称がなぜUR光?

  定期借家(団地再生)は取壊しになる500番台号棟の居住者の移転住宅を確保するため期間を限定して入居していただくも

 のだそうです。なお500番台の定期借家は取壊しの為、期間を限定して入居していただくそうです。詳しくはUR都市機構の

 ホームページ・案内所でご確認下さい。

  新多聞団地は全戸3年の定期借家の募集となっています。このため家賃は通常より2割低く設定されています。居住期間3年

 以下が決まって方にはラッキーチャンスであると思われます。

  周辺の多聞台・上高丸・明石舞子団地では通常の借家として募集していますのでご検討下さい。

     (多聞寺の修正會、平成31年1月5日現在で作成していますので最新情報をご確認下さい。)


       同じ割でも   「上記住まいのガイド132ページ各種制度について」から

     子育て割

  国の『地域優良賃貸住宅制度」を活用し、所定の要件を満たした方に、国の財政支援を得て家賃を最大2割減額する商品で、

 子育て世帯の皆様を支援するものです。

     そのママ割

  子育て世帯を支援するため、新たにUR賃貸住宅に住む子育て世帯向けに定期借家制度※を導入するものです。

    ※契約期間が限定されているため、期間の限定がない場合に比べて家賃を低く設定しております。

  「子育て割」は割引、「そのママ割」は(先のことを考えなければ)とりあえず割安の意味でしょうか。一番住宅の安定が

 必要な子育て所帯になぜ定期借家の感はありますが制度をよくご理解の上お得な選択をして下さい。


    新多聞団地集約型団地再生事業については

    小説多聞小唄 3 新多聞団地春爛漫 集約型団地再生事業へ(人口減少社会の到来)(2018.4.13)の続きになります。

   
       UR賃貸10の団地と10話の物語

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        作家名 井上喜文 で検索